2020.12.01

基礎知識

デザイン性が高いオリジナルブルゾンを製作する方法

デザイン性が高いオリジナルブルゾンを製作する方法

オリジナルブルゾンを作るなら「おしゃれ」「カッコいい」「センスいい」と感じられるような
仕上がりにしたいですよね。
とりわけ、ユニフォームやチームでお揃いアイテムとして製作するブルゾンは、その団体のイメージを
形作るため、デザイン性に妥協できません。
今回は、デザイン性の高いオリジナルブルゾンを製作するためのポイントを詳しくご紹介します。
ぜひご参考にして、大満足のオリジナルブルゾンを実現してください!

1. デザイン性が高いオリジナルブルゾンを作るメリット

ユニフォームはその団体の“顔”になります。例えば、社員が会社説明会や展示会などで着用する
場合には、企業イメージに直結することもあるでしょう。
高級である必要はありませんが、自社ブランドへのこだわりが連想されるようなデザイン性の高い
ブルゾンを着ている企業であれば、その製品への信頼も高まるはずです。
また、センスのいいブルゾンをユニフォームとして活用することで、それを着用するチーム全体の士気を
高める効果も期待できます。
デザイン性を追求したブルゾンには良い効果がたくさんあるのです。

2.デザイン性が高く見えるブルゾン本体の選び方

デザインにこだわったブルゾンを作りたいものの、いざ自分が作るとなると簡単ではないでしょう。
センスよく見えるオリジナルブルゾン作りには、まずベースとなるブルゾン本体のデザイン性の
高さが欠かせません。デザイン性に優れたブルゾン選びのポイントをご紹介します。

着丈とサイズにこだわる

ブルゾンは、YシャツやTシャツなどの上から羽織るアイテムです。インナーやボトムスとのバランスを
考えて、短すぎず長すぎない着丈にこだわりましょう。
また、人気なのはゆったりめのシルエットですが、ルーズすぎてはカジュアルな印象になってしまいます。
スマートさや品の良さは、デザイン性の高さにつながりますので、ゆとりがありながらも
オーバーサイズすぎない細めのシルエットがおすすめです。

ベーシックカラーを選ぶ

オリジナルブルゾンにはポップなカラーも多いですが、高級感という点ではブラックやネイビー、
ダークブラウンといった落ち着きのあるカラーがピッタリです。
ホワイトやライトグレー、ベージュなどの淡く明るいカラーは汚れやすいものの、性別や年齢はもちろん
インナーアイテムも問わないため、清潔感を維持できるのであればおすすめです。

ツヤを抑えたハリのある素材にする

安価なオリジナルブルゾンの主流は、薄手のナイロン生地のものですが、コストを抑えられるものの
ペラっと薄く光沢があるため、どうしてもチープさが出てしまいます。
デザイン性を重視するのであれば、ハリのある厚手生地で光沢を抑えたものがいいでしょう。
マットな質感の生地は、デザインも映えます。

これまでブルゾン本体の選び方を見てきましたが、着丈や色味、質感は実際に見てみないとわかりにくい
ものです。製作会社によってはサンプル貸し出しを行っているため、注文前にサンプルを見てみるのもいいでしょう。

3. ロゴデザインは大きさのバランスに注意しよう

ここからは、社名やブランド名、商品名などの各種ロゴやデザインをおしゃれに施すポイントを
ご紹介します。

シンプルなロゴは小さくワンポイントに

コーポレートロゴや会社名などのシンプルなロゴは、小さくワンポイントとしていれるのがコツです。
左胸に入れるとすっきりとまとまり目立ちやすいでしょう。

凝ったデザインは背中に大胆に

イラストやメッセージなどの大きめなデザインを入れる場合は、広い背面を使って大胆に入れると
振り返ったときに目立ちます。見た目がうるさくなる、カジュアルさが出るといった特徴もありますが、
インパクトの大きいデザインになるでしょう。

4.デザイン加工はシルクスクリーンプリントか刺繍加工がおすすめ

ブルゾンにデザインを入れる方法は、フルカラー転写プリント、シルクスクリーンプリント、刺繍などが
ありますが、高級感と品質を重視する場合はシルクスクリーンプリントか刺繍が向いています。
最後に、その2つの加工法について詳しく見ていきましょう。

シルクスクリーンプリント

シルクスクリーンプリントは、特に濃色のブルゾンに施したときの発色が美しいのが特長です。
C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(黒)の4色の掛け合わせで表現される
通常のカラーではなく、あらかじめインク調合された「特色」や、ラメなどの特殊加工もでき、
洗濯にも耐えられる頑丈さがあります。
使う色の数だけ版が必要にはなりますが、保管された版を用いての再注文や、同じ版を使って
違う色をプリントするといったことも可能です。製作枚数が多い場合にはもっとも
低予算になるケースが多いでしょう。

刺繍加工

糸で縫い取る刺繍加工は、プリントにはない光沢感や立体感が特徴です。発色や耐久性に優れ、高級感を
演出できるメリットがあります。
使用できる糸の色はある程度限定され、大きなサイズや複雑で細かなデザインは不得手という制約は
ありますが、とても印象的な仕上がりになります。

5.まとめ

チームみんなで着るオリジナルブルゾンは、企業イメージにもつながるため、デザイン性が重視される
傾向が見られます。
細身のシルエットで、ベーシックカラーの光沢を抑えた生地を用いたブルゾン本体を選べば、より
デザイン性の高いブルゾンが仕上がるはずです。
また、ロゴやデザインのバランス感も大切です。デザイン加工法には色々な種類がありますが、
品質や高級感重視ならシルクスクリーンプリントか刺繍加工をおすすめします