2022.02.03

基礎知識

法被のアレンジ方法を紹介!個性をアピールする7つのアイデア

法被のアレンジ方法を紹介!個性をアピールする7つのアイデア

法被をアレンジすることで、簡単に個性をアピールできます。デザインがシンプルな分、被りがちな法被を
おしゃれかつ個性的に仕上げるアイデアを紹介するので、ぜひ参考にしてください。また、ヘアアレンジ
方法についても紹介します。

法被をアレンジする2つのアイデア

法被は、お祭りやイベントの参加者とお揃いで着るものです。しかし、あまりにもみんな同じでは面白味に
欠けると感じるかもしれません。お揃いのベースは保ちつつ、個性を少しだけ出してアレンジする方法を
2つ紹介します。

  • 手ぬぐいを重ねて半襟風にする
  • 襟付きインナーで着物風に

それぞれのアレンジ方法について、詳しく見ていきましょう。

1.手ぬぐいを重ねて半襟風にする

手ぬぐいを横長に4つ折りにします。折り目が首に沿うように、首の周りにかけましょう。
このとき、右端の上に左端を重ねて右前にしておきます。
その上に法被を羽織り、同じく右身ごろの上に左身ごろを重ねて右前にすれば完成です。
手ぬぐいが半襟のように見え、おしゃれに仕上がります。
また、法被を何度も着ると、首回りが黒ずんでしまうことも少なくありません。手ぬぐいを重ねて半襟風に
しておくと、法被の首回りには直接汗がつかないので、長持ちさせることができるでしょう。
合わせる手ぬぐいはどんな模様でも構いませんが、柄が大きいものや企業名、施設名などが記載された
ものは、合わせにくいでしょう。反対に、柄が細かいものを選ぶと粋に見えます。江戸小紋などの模様の
手ぬぐいがあれば、ぜひ合わせてみてください。

2.襟付きインナーで着物風に

胸元で合わせるタイプのインナーを着ると襦袢のように見え、着物風に仕上がります。
胸元で生地を重ねる、カシュクールの洋服や襟付きインナーなどを合わせてみましょう。
また、少し襟が高めのワイシャツを合わせると、大正ロマン漂う仕上がりになります。法被のインナー
は意外と何でも合うので、お手持ちの洋服で色々試してみてください。

法被を帯でアレンジする2つのアイデア

イベントなどで法被を着るときは、帯を締めずに羽織ることがあります。しかし、お祭りなどの神事で
法被を着るときは、帯をしっかりと締めて粋な印象に仕上げましょう。

帯のアレンジで、ちょっと個性的に演出することが可能です。簡単にできる帯のアレンジ方法を
2つ紹介します。

  • 兵児帯でかわいく仕上げる
  • 帯の結び目をずらして粋に仕上げる

それぞれのアレンジ方法について、お洒落に仕上げるポイントも見ていきましょう。

1.兵児帯でかわいく仕上げる

法被は角帯などの固めの帯で、きりっとした印象に仕上げることが基本です。しかし、あえて兵児帯を
使うことで、柔らかくかわいらしい印象にしてみてはいかがでしょうか。
兵児帯の表面が外側になるように縦に2つ折りにします。帯の真ん中あたりが腰の中央に来るように当て、
両端を持って体の前に合わせ、帯を交差させて後ろでしっかりと結びましょう。特に結び方に決まりは
ありませんが、蝶々結びや片蝶結びにするとシンプルながらも華やかに見えます。
結び目が大きいと子どもっぽい印象になるので、大人っぽく仕上げたいときは結び目を小さめにしま
しょう。また、お祭りなどで帯が指定されている場合は、兵児帯はNGです。指定されていない
アイテムで個性を演出しましょう。

2.帯の結び目をずらして粋に仕上げる

法被の帯の結び目は、体の前でも後ろでも問題ありません。結び目を中央に持ってくるよりは、少し脇に
ずらすと粋な印象になるので、しっかりと結んでから少しだけずらしてみましょう。
なお、法被を着るときは、男性も女性も腰回りで帯を締めます。女性は通常胸下ですが、法被のときは
腰回りに落として締めるようにしましょう。

法被に合うヘアアレンジ3選

お祭りのときには、帯やインナーは指定されることがあります。個性的にアレンジしたくてもできない
かもしれません。しかし、髪型に関しては指定を受けることは少ないので、アレンジしてお洒落に仕上げて
みてはいかがでしょうか。

法被に合うヘアアレンジを3つ紹介します。

  • 高めのお団子を手ぬぐいで巻く
  • 耳下ボリューム編み込みヘア
  • シンプル三つ編み

法被を着ているときはお神輿を担いだり、お祭りの手伝いをしたりと、かなりアクティブに動きます。
動いても髪型がくずれないように、どのヘアアレンジを選ぶ場合も最後はワックスやジェルで固めて
仕上げるようにしましょう。

1.高めのお団子を手ぬぐいで巻く

ミディアム~ロングの方は、高めのお団子を作りましょう。髪をあらかじめ巻いておくと、少し乱れて
もおくれ毛風のかわいらしい印象になります。
お団子をつくったら、周りをロープ状に細くねじった手ぬぐいで巻きましょう。
巻き終わりはしっかり結び、蝶々結びにしてから手ぬぐいのねじりをほどいて広げると華やかになります。

2.耳下ボリューム編み込みヘア

髪を左側から少量ずつとって編み込んでいき、右側まで編み込みましょう。最後は、編み終わりが見え
ないようにUピンで留めれば完成します。編み終わりをあえて隠さずサイドポニーテールのように残して
おくのもおすすめです。
編み込み部分が耳下にあるので、頭に鉢巻を巻いても邪魔になりません。ロングヘアに比べると
ボリュームは出ませんが、編み込みはショートの方もできる髪型なので、ぜひチャレンジしてみましょう。

3.シンプル三つ編み

髪を耳下で2つに分け、きっちりと三つ編みをします。シンプルですが粋な印象に仕上がるので、法被に
合う髪型です。また、編み込みと同様、耳下で髪がまとまっているので、頭に鉢巻を巻くときも邪魔に
なりません。
あえてふんわりと三つ編みするのもおすすめです。髪が細くまとまりにくい方は、ふんわりと編む
ほうがニュアンスが出てお洒落に仕上がるでしょう。

まとめ

法被はシンプルに着ても粋でお洒落に仕上がります。しかし、個性的に着こなしたい方は、アレンジを
するのもおすすめです。インナーや帯、髪型を少し変えるだけでも素敵にアレンジできるので、
ぜひ試してみてください。
ただし、お祭りなどでインナーや帯などに指定があるときは、決まりに従うようにしましょう。
楽しい時間を過ごすためにも、最初に法被のルールを確認しておくことが大切です。