2022.04.13

基礎知識

法被を着るシーンを紹介!シーン別に押さえておきたいポイントを解説

法被を着るシーンを紹介!シーン別に押さえておきたいポイントを解説

法被を着るシーンはお祭りだけではありません。開業などのイベント、クラブ活動、ダンスなど、
法被を着るシーンを紹介し、どのようなポイントに注意すべきかまとめました。ぜひ参考にしてください。

【法被を着るシーン】お祭り 

法被を着るシーンとして、お祭りを思い浮かべる方も多いでしょう。
町内の役員として町名が入った法被を着たことがある方や、神輿(みこし)を担ぐときに法被を着た記憶が
ある方もいるかもしれません。

しかし、その記憶にある法被は、本当に法被だったのでしょうか。
実はお祭りで法被を着る方は限られており、次の2つのルールがあるのです。

  • 祭りを取り仕切る人だけが法被を着る
  • 神輿を担ぐ人などは半纏を着る

お祭りの法被・半纏のルールについて、詳しく見ていきましょう。

 

祭りを取り仕切る人だけが法被を着る 

元々、家紋などがついている法被は高級な衣料で、家紋のある武家や豪商などのみ着ることが許されて
いました。羽織(はおり)をシンプルに仕上げて誕生したという由来からも、庶民が着ることはあまり
ないと想像できるでしょう。

そのため、基本的には、お祭りではお祭りを取り仕切る人だけが法被を着ます。
神社の関係者や運営会長などの立場にある人のみ、法被を着て祭りに参加することができるのです。

 

神輿を担ぐ人などは半纏を着る 

一方、神輿を担ぐ人は、半纏(はんてん)を着ます。半纏は法被よりも袖が短く、丈も短めです。
また、法被は腰回りを帯や布ベルトで締めて着用しますが、半纏は胸元についている紐で留めて前面が
開かないようにします。

武家や豪商などが着用した羽織由来の法被とは異なり、半纏は職人や奉公人などの庶民が着た衣類です。
そのため、神輿を担ぐなどの特に権威が必要ではない役割を果たすときは、法被ではなく半纏が適して
いると考えられるでしょう。

町名やチーム名などを入れることが多い 

法被には、町名やチーム名などを入れることがあります。お揃いの法被を着用することで、仲間意識が
生まれ、団結力も育つでしょう。また、半纏にも町名やチーム名などを入れることがあります。
神輿を担ぐときなども町名や団体名が記載されていると、より仲間意識が芽生えるでしょう。

なお、法被と半纏の違いは江戸時代の後期にはほとんどなくなったとされています。
庶民が法被を着用することもあったかもしれません。
また、現代でも法被と半纏は明確に区別されていないことも多いです。とはいえ、お祭りなどでは
従来の法被と半纏のルールを厳格に守っていることもあります。非常識なことにならないよう、
不明点は責任者や運営会長などに尋ねておきましょう。

 

【法被を着るシーン】お祭り以外 

法被は元々は武家や豪商などが着用する衣料であったことから、庶民には手が出しにくい高貴なイメージ
がありました。しかし、現代では気軽に着用できる衣類として、さまざまな場面で用いられています。

法被は紋や言葉、ロゴなどを入れることができるため、チームとしての活動をするときにも適した衣料
といえるでしょう。お祭り以外では次のようなシーンで用いられます。

  • 創業祭などの会社のイベント
  • 運動会などの学校や町内のイベント
  • スポーツ観戦
  • ライブ観戦

それぞれのシーンでどのように法被が着用されるのか、詳しく見ていきましょう。

 

創業祭などの会社のイベント 

会社でイベントをするときには、社員や役員がお揃いの衣類を着用すると、気持ちも一つになって団結力
が生まれます。創業祭や新製品のプロモーション、社内運動会などのイベントで、お揃いの法被を作って
みてはいかがでしょうか。

法被は衿の部分に文字を入れることができるので、イベント名や社名を宣伝する方法としても活用できます。
特に新製品のプロモーションのように社外の人に向けたイベントを開催するときは、法被の衿字に新製品の
名前や社名を入れて効果的に宣伝することができるでしょう。

 

運動会などの学校や町内のイベント 

学校や町内でイベントをするときも、お揃いの法被を作ることがあります。
衿字に学校名や町名を入れれば、より一層、仲間意識が芽生えるでしょう。
例えば学区で運動会をするときに町内でお揃いの法被を作れば、より応援にも力が入ります。

法被の良いところはたくさんありますが、サイズがフレキシブルな点も挙げられるでしょう。
基本的にぴったりとサイズを合わせて着用する衣類ではないため、少し大きめに作っておけば、
ほぼ誰でも着られるので、学校や町内で法被を作っておけば、次回のイベント時にも使いまわしできます。

 

スポーツ観戦 

スポーツ観戦の際に法被を着用することもできます。応援するチームのロゴや名前を入れておけば、
さらに気分が盛り上がるでしょう。また、同じチームを応援する仲間としての意識が芽生え、他の
ファンたちとも仲良くなれるかもしれません。

夜間や秋冬のスポーツ観戦は、寒さを感じることがあります。法被は丈も袖も長めなので、防寒着として
羽織ることもできるでしょう。また、簡単に脱げるので、暑くなったときにも困りません。
屋外でスポーツ観戦するときなどは、温度調整のアイテムとして法被を持っていくのはいかがでしょうか。

 

ライブ鑑賞  

ライブ鑑賞のときも、法被を着用することがあります。
応援しているアイドルの名前やグループ名を入れれば、特別感も演出でき、さらに気分が盛り上がるで
しょう。また、スポーツ観戦のときと同じく、同じアイドルやグループを応援する仲間としての意識が
生まれ、他のファンたちとも一致団結できるかもしれません。

中綿が入っていることもある半纏とは異なり、法被は通常は裏なしの一枚の布で作られています。
そのため、たためば小さくなるのも法被の特徴といえるでしょう。
ライブ鑑賞に遠くまで遠征するときも、法被なら、かさばらずに持ち運びできます。

 

まとめ

法被は、お祭りやイベントなどのさまざまなシーンで着ることができる衣類です。
また、法被ならではの特徴、例えば文字やロゴを入れられること、サイズがフレキシブルなこと、防寒着
にもなること、たためばかさばらないことなどを活かして、スポーツ観戦や運動会、ライブ鑑賞にも
用いられます。

お揃いの衣類を作りたいときや宣伝効果を期待したいときも、法被を検討してみましょう。