2022.03.17
基礎知識
自分に合う法被のサイズの選び方とは?選ぶ際のポイントを解説
法被を購入するとき、どのようなサイズを選べばいいか分からない方もいるでしょう。そこで今回は、自分
に合う法被のサイズの選び方をご紹介します。また、サイズを選ぶときのポイントも解説するので、
法被を選ぶときの参考にしてくださいね。
法被のサイズの選び方
祭りで法被を着用するとき、町内や団体で指定のものがある場合がほとんどです。町内や団体で決まって
いる法被があるなら、必ずその法被を着用するようにしましょう。
しかし、なかには法被の指定がない祭りやイベントもあります。このような場合は、自分で好きな法被を
選んで問題ありません。
自分で自由に法被を選べるときは、法被の種類やサイズを確認して購入することが大切です。
法被の種類は、お尻が隠れる長さの「短法被」とひざ下丈まである「長法被」があります。
ここでは、短法被と長法被のサイズ表を作成しました。それぞれのサイズ表を確認して自分に合う法被を選びましょう。
短法被の場合
お尻が隠れる長さの短法被(たんはっぴ)は、着用する機会が多い一般的な法被です。短い丈で動きやすい
デザインに仕上げられているため、祭りやイベントなどあらゆる用途で活躍してくれます。
特に、祭りで神輿を担ぐ予定がある場合は、動きやすい法被を選びたい方も多いでしょう。
動きやすさ重視で法被を選びたいなら、短い丈の短法被が適しています。
短法被のサイズを選ぶときに注意したいポイントは、身丈と身幅の長さです。身丈とはネックポイントから
裾の長さのことで、身幅は左脇から右脇の長さのことをいいます。実際に着用して姿見で確認し、全体の
バランスを見て自分に適したサイズを選びましょう。
サイズ |
身丈 |
身幅 |
袖付 |
袖口 |
袖幅 |
衿幅 |
S |
73 |
55 |
28 |
25 |
27 |
6 |
M |
78 |
60 |
28 |
26 |
30 |
6 |
L |
83 |
65 |
28 |
26 |
32 |
6 |
XL |
90 |
70 |
30 |
28 |
35 |
6 |
長法被の場合
ひざ丈までの長さの長法被(ながはっぴ)は、一般的な祭りやイベントだけでなく、ダンスを踊る際の衣装
として選ばれることが多い衣装です。
ダンスで法被を着ると体を動かすたびに裾が舞い、迫力のある動きを表現できるので長法被が好まれて
います。
また、コンサート会場やアイドルの応援の場でユニフォームとして用いられています。
短法被と同じく、長法被を選ぶときに注意したいポイントは身丈と身幅の長さです。
一方、袖付や袖口、袖幅に関しては短法被と長さが変わりません。
袖付は袖の根元から袖口までの長さ、袖口は両端を直線で結んだ長さ、袖幅は見頃から袖までの長さのこと
です。長法被を着用するときは、身丈と身幅に注意して自分に適したものを選びましょう。
サイズ |
身丈 |
身幅 |
袖付 |
袖口 |
袖幅 |
衿幅 |
S |
90 |
55 |
28 |
25 |
27 |
6 |
M |
100 |
60 |
28 |
26 |
30 |
6 |
L |
110 |
65 |
28 |
26 |
32 |
6 |
XL |
120 |
70 |
30 |
28 |
35 |
6 |
子どもの法被のサイズは?
大人が着用する法被に決まりがあっても、子どもに関しては自由に選んで問題ないことも多いでしょう。
子ども用の法被は、年齢や身長などを基準にサイズが展開されています。
しかし、大人と違い子どもはすぐに成長するため着用できなくなることも多いようです。子どもが中学生の
場合は、成長のスピードを考慮して大人用の法被を購入する方もいます。
子ども用の法被のサイズは、身丈や身幅、袖口、袖付、袖幅が少しずつ異なることも多いので、子どもの
法被を選ぶときは成長スピードを考慮して法被を選びましょう。
サイズ |
身丈 |
身幅 |
袖付 |
袖口 |
袖幅 |
衿幅 |
S |
50 |
40 |
20 |
18 |
20 |
5 |
M |
55 |
45 |
22 |
20 |
22 |
5 |
L |
60 |
50 |
24 |
22 |
24 |
5 |
XL |
65 |
55 |
26 |
24 |
28 |
5 |
法被のサイズを選ぶ時の3つのポイント
購入する店舗によって、法被のサイズが異なることも多いようです。実際に着用したものの、自分に適した
サイズなのか判断に困ることもあるでしょう。
異なるサイズの法被を選んでしまうと、様にならないこともあるかもしれません。法被のサイズを選ぶ時の
ポイントには、次のようなものがあります。
- 迷うときは大きめサイズを選ぶ
- 身巾と身丈を基準にして選ぶ
- 法被はできる限り試着して選ぶ
それぞれの項目を確認していきましょう。
1.迷うときは大きめサイズを選ぶ
法被のサイズを選ぶとき、自分に合っているサイズが分からず迷うこともあるかもしれません。
このような場合は、小さいサイズよりも大きいサイズの法被を選びましょう。
大きめのサイズを購入しておけば、あとでお直しできるからです。ただし、お直しすれば自分に適した
サイズに調整できますが、お金がかかります。逆に、小さい法被を選んでしまうと、
そこから長くすることはできないため注意しましょう
また、子どもの法被を選ぶときは、今後成長することを踏まえて大きめのサイズを選ぶのがいいでしょう。
子どもが中学生であれば、大人用の法被から選ぶのもおすすめです。
2.身幅と身丈を基準にして選ぶ
法被は、身丈や身幅、袖口、袖付、袖幅が表記されているものも多いです。しかし、長法被にしても
短法被にしても袖口、袖付、袖幅に関して、長さはほとんど変わりません。
自分に適した法被を選びたいなら、身幅と身丈を基準にして選びましょう。
もし自分で判断するのが難しいなら、お店のスタッフに相談してみるのもおすすめです。お店のスタッフなら
プロ目線で的確なアドバイスをもらえます。スタッフに確認するのに気が引けるなら、家族や友人に
付いてきてもらうのもいいでしょう。
3.法被はできる限り試着して選ぶ
一般的な洋服は、JIS規格といって国内で統一されたサイズがあります。異なる店舗でMサイズの洋服を
購入してもサイズ感に違いはありません。
一方、法被はサイズに規格が存在しないため、購入店舗によってサイズ感にばらつきがあることも
多いようです。近年はネットで手軽に購入できますが、できる限り試着して法被を選ぶようにしましょう。
H2:まとめ
町内や団体で指定がある場合は、その法被を着用しなければいけません。しかし、決まりがない
ときは自由に法被を選ぶことが可能です。
自由に法被を選べるからこそ、自分に適したサイズが分からないこともあるでしょう。
このような場合は、身幅と身丈を基準にして選びましょう。
また、ネットで手軽に法被を購入できる時代ですが、できる限り試着して法被を選ぶのがおすすめです。
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