2022.02.22

基礎知識

法被のおすすめな着こなし術をご紹介!合わせるアイテムや着用時の注意点

法被のおすすめな着こなし術をご紹介!合わせるアイテムや着用時の注意点

イベントや祭りなどで法被を着用するとき、着こなしで周りと差をつけたいと考える方も多いのではない
でしょうか。また、法被を着る機会は多くないという方は、そもそもどのように着こなせばいいか
分からない方もいるでしょう。そこで今回は、法被のおすすめな着こなし術をご紹介します。

法被に合わせるアイテムは?

 

法被の着こなしは、合わせるインナーやボトムス、小物で印象が変わります。そこで、法被の着こなしで
取り入れたいインナーやボトムス、小物についてご紹介していきましょう。

インナー

法被に合わせるインナーは、参加するイベントや祭りによって変わります。例えば、本格的な神事に
法被を着用して参加する場合は、インナーに鯉口シャツやダボシャツ、腹かけを合わせるのが一般的です。
しかし、神事でないイベントや祭りの場合は、タンクトップやTシャツなどカジュアルな装いでまとめる
こともあります。状況に応じて、合わせるインナーを検討しましょう。

ボトムス

インナーの合わせ方と同じように、参加するイベントや祭りによってボトムスの選び方も変わります。
例えば、本格的な神事の場合は、股引や半股引き、ダボパンツを合わせるのが一般的です。
しかし、神事でないそのほかのイベントや祭りの場合は、ボトムスにデニムやスウェットなど
動きやすさを重視したアイテムを合わせて問題ありません。

H3:小物類

法被に合わせるインナーとボトムスが決まったら、次は小物類を決めましょう。小物類の合わせ方で
印象も大きく変わるため、アレンジ次第では自分らしさを表現することもできます。
例えば、頭に巻くハチマキはコーディネートに合わせて色を変えたり、巻き方を変えたりすると
印象がガラリと変わるでしょう。足元は足袋や雪駄、草鞋などさまざまなアイテムがあるため、着こなし
の幅を広げられます。

法被のおすすめな着こなし術6選

法被は、インナーやボトムス、小物の合わせ方で印象が大きく変わります。イベントや祭りに法被を
着用して参加するなら、自分らしい着こなしを楽しみたい方も多いでしょう。そこで、ここからは法被の
おすすめな着こなし術をご紹介します。

1.着物風にアレンジする

自分らしい着こなしを楽しみたいなら、衽(おくみ)が付いたインナーがおすすめです。
衽が付いたインナーは身頃を重ねられるアイテムのことで、法被に合わせると着物風の着こなしが
完成します。
いつもタンクトップやTシャツなど定番のインナーを合わせているなら、衽が付いたインナーで
コーディネートの雰囲気を変えてみるのがいいでしょう。

2.襟元に少しゆとりを持たせる

粋に着こなしたいなら、法被の襟元に手を入れて少しゆとりを持たせるのがおすすめです。
襟元に少しゆとりを持たせることで、法被をおしゃれに着こなすことができます。
ただし、ゆとりを持たせ過ぎると逆にだらしない印象になることもあるため、全体のバランスを見て
調整しましょう。
また、帯を締める位置はウエスト部分ではなく、腰骨あたりに少しズラしましょう。腰骨あたりに
少しズラすことで、こなれ感が出て粋な着こなしが完成します。

3.スカーフを衿の内側に巻く

お手持ちのスカーフや手ぬぐいを衿の内側に巻き、首回りにアレンジを加えるのもおすすめです。
例えば、モノトーンでまとめた法被スタイルに明るい色のスカーフや手ぬぐいを衿に巻けば、
差し色として着こなしにアクセントを添えてくれます。
また、衿に巻くスカーフや手ぬぐいには、衿が汗で汚れるのを防ぐ効果が期待できるのも嬉しい
ポイントです。色だけでなく、柄もバリエーション豊かに展開されているため、
いつもの着こなしに変化をつけたいならスカーフや手ぬぐいを取り入れてみましょう。

4.冬は法被専用のコートを羽織る

寒い冬の時期に開催されるイベントや祭りの場合、法被の上からアウターを着用することもあります。
普段着るアウターを合わせても問題ありませんが、着こなしの雰囲気が台無しになることも多いです。
このような場合は、雰囲気を壊さないように法被専用のアウターを合わせるのがいいでしょう。
法被に合わせる専用アウターは、防寒や防雨など幅広い用途があります。また、薄手の素材で
仕立てられたアウターもあるため1枚持っておくと便利です。

5.鮮やかな色のインナーを選ぶ

イベントや祭りに参加する場合、パッと目を惹く鮮やかな色のインナーを選ぶのがおすすめです。
派手な色のインナーでも法被を合わせると、うまく馴染んでくれるので悪目立ちすることもありません。
むしろ法被スタイルに程よいアレンジが加わって、個性あふれる着こなしが完成します。
厳かな神事の場合は白や黒などモノトーンでまとめるのが基本ですが、カジュアルなイベントや
祭りはインナーに鮮やかな色のアイテムを合わせても問題ありません。参加者全員で、鮮やかな色の
インナーを揃えるのもいいでしょう。

法被を着用する際の注意点

法被の着こなしでアレンジをするなら、基本的なマナーを守ることが大切です。
例えば、神をまつる行事や祭事などの神事に参加する場合、できる限り肌の露出を控えなければ
いけません。
合わせるインナーやボトムスは、鯉口シャツや股引きを着用するのが基本です。
また、帯を締めるときは衿の上前と下前を間違えてはいけません。
一般的な洋服の場合は、自分から見て男性は左側が上、女性は右側が上になるように重ねて着用するのが
正しい着こなし方です。
しかし、法被は男女問わず、自分から見て左側が前にくるように衿を重ねるのが基本で、
着用者が子どもでもルールは変わりません。ただ、イベントや祭りなどカジュアルな場面では、
法被を自由に着こなす方が増えています。

まとめ

法被に合わせるインナーやボトムス、小物によって印象は大きく変わります。いつもの着こなしに
飽きたのなら、衿元にスカーフや手ぬぐいを巻いたり、色鮮やかなインナーを合わせたり、着物風に
アレンジしたりするのがおすすめです。
しかし、神をまつる厳かな神事に参加する場合は、基本のルールに従って着用しなければいけません。
すべてのイベントや祭りにおいて自由なアレンジが許されるわけではないため、状況に応じて法被の
着こなしを楽しむことが大切です。