2020.10.15
基礎知識
ハチマキやインナーでも違う!はっぴの印象を変えるおすすめアイテム
1枚羽織るだけで印象がガラリと変わる法被ですが、もう少し本格的な装いにしこだわりたいと思う
こともあるのではないでしょうか。
そんな時、揃えておくと締まりやすいちょっとしたアイテムがいくつかあります。
今回は、はっぴと相性の良いアイテムをご紹介していきます。
1.はっぴを注文したら一緒に揃えたいアイテムとは
おしゃれな着こなしや周囲との一体感の演出、気分を高揚させるなど、一緒に着用する小物や
アイテムで、はっぴは見た目の印象を大きく変えることができます。
今回は、購入しやすく雰囲気を作りやすい、次の3つのアイテムについて詳しくお伝えしていきます。
- 帯
- ハチマキや手ぬぐい
- インナー
2.はっぴは帯でグッと本格的な印象に
はっぴの着こなしを本格的に楽しむための必須アイテムが帯です。
はっぴを着る際に帯を付けることで、扇子や巾着を挟めるなど利便性が高まりますし、
カラーによって統一感を出すことも可能です。
ここでは、代表的なはっぴの帯を3種類解説しつつ、帯をおしゃれに選ぶためのポイントも
ご紹介していきます。
はっぴの帯の代表的な種類
代表的な帯は3種類あります。それぞれの帯には異なる特徴があるため、
きちんと把握していきましょう。
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角帯(男帯)
はっぴに良く使われる角帯は、男帯であるものの女性でも使用できる伝統的な帯です。
結ぶだけで粋な雰囲気を出せるため、本格的な印象を与えることができます。
角帯を結ぶ際には、男女問わず最もポピュラーな貝の口(男結び)で結ぶのが一般的です。
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巻き帯
巻き帯は角帯より華やかで種類が豊富なため、ファッション性が高くお祭りをおしゃれに楽しむことが
できます。
後ろを太くし、前を細く締めるのが粋な結び方です。
トイレのたびに帯をほどく必要がある女性にとっては、締めるのに手間がかかる帯では負担がかかって
しまいますが、巻き帯は小幅な布を巻くだけで簡単に締められるため、
とても便利な帯といえるでしょう。
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ワンタッチ帯
ワンタッチ帯は、結び目の形がすでに出来上がっており、マジックテープで止めるだけで簡単に
貝の口結びができます。そのため、誰でも簡単に帯を締められ、手間がかからないため、
手軽に楽しめます。
また、スピードが優先されるビジネスシーンにも重宝されています。
帯をおしゃれに選ぶポイント
帯の色は、はっぴと反対色にすることで、コントラストがはっきりして、華やかな印象にできます。
また、引き締まった印象を与えたい場合には、黒色など重めの色を選ぶと良いでしょう。
3.暑いイベントにハチマキや手ぬぐいは欠かせない
ハチマキと手ぬぐいを着用することで、お祭りの雰囲気を演出できることはもちろん、
雰囲気を壊さず、タオルのように汗をぬぐったり、手を拭いたりすることが可能です。
手ぬぐいは頭に巻いてハチマキにしたり、はっぴの襟の内側に半襟として巻いたりと工夫でき、
印象や機能性を変える効果も。
例えば、半襟にするとおしゃれに見えるだけでなく、はっぴの襟部分が汗で汚れるのを防ぐことも
できます。
4.はっぴに似合うインナーやボトムも用意しよう
おかしくない無難なものを選びがちなインナーですが、意外と目立ちやすく、周囲に与える印象や
快適性にも関わってくるため、新たな楽しみのきっかけになるかもしれません。
ここでは、本格派と機能派それぞれで、おすすめをご紹介していきます。
本格派
本格的な着こなしを行う場合、着用するインナーやボトムスは以下のような伝統的なものを
着用しましょう。
インナー:さらし、腹掛け、鯉口
ボトムス:ふんどし、股引(ももひき)や半股引(はんだこ)
腹掛けや股引を粋に着こなすポイントは、身体にあった正しいサイズを選択することです。
腹掛けは首がしっかりと詰まっているサイズを選びましょう。
股引は脱ぐのが大変なくらいに細身でぴったりなサイズのものを着用するのが一般的で、
長さはくるぶしが見えるくらいがちょうど良い言えます。
鯉口シャツの柄物は飽きやすく、毎年同じものを着ていると周りに同じシャツばかり着ているという
印象を与えてしまうため、最初の1着には飽きにくく周囲に悪い印象を抱かせない白色のものを持って
おくことをおすすめします。
他にも、足袋や草履も用意しておくと、より粋な印象に仕上がります。
機能派
機能性を重視する場合には、普段から使用しているもので構わないため、以下のものを
着用しましょう。
インナー:Tシャツ、タンクトップ
ボトムス:ゴムパンツ、スパッツ、スラックス、サリエルパンツ、ニッカズボン
Tシャツやタンクトップは誰でも気軽に着ることができ、肌触りも良いため、
はっぴのインナーにおすすめです。
ゴムパンツやスラックスの場合は、細身のものを選ぶことで股引の雰囲気に近づけられます。
さらに、本格派に近づけたい場合は、着用するボトムの色は白や黒、濃紺を選択しましょう。
スパッツは丈の種類がいくつかあるため、好みの丈で着こなしが楽しめます。股の部分が膝上や膝下まで
深く垂れ下がっているデザインのサルエルパンツは、はっぴと合わせるとおしゃれな雰囲気を
演出できます。
また、鳶職などが身に付けているニッカズボンも、はっぴとの相性は抜群です。
5.まとめ
帯やハチマキ、インナーなどのアイテムは、はっぴを着る楽しみを増やすきっかけになります。
こうしたアイテムを使うことで、よりおしゃれな着こなしができ、周囲との一体感も生み出せます。
帯1つではっぴの印象は変わり、お祭りの雰囲気や汗をふけるハチマキや手ぬぐいは暑い時には
必須のアイテムです。インナーやボトムスも目立ちやすいため、さまざまな着こなしができます。
さまざまなアイテムを活用しつつ、自分なりの着こなしを楽しんでみてはいかがでしょうか。
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