2021.04.26

基礎知識

オリジナルスクラブのサイズはどう選ぶ?失敗しないためのポイント

オリジナルスクラブのサイズはどう選ぶ?失敗しないためのポイント

スクラブ本来の動きやすさを活かすためには、適切なサイズを選ぶ必要があります。
しかしオリジナルスクラブをオンラインで注文する場合、手に取って比較できないため、どれにすればいいか迷ってしまう方も多いようです。いつもの服と同じように選んでもいいのでしょうか。
そこで今回はオリジナルスクラブのサイズ選びの決め方や注意点、失敗を防ぐ方法について季節します。

1.オリジナルスクラブのサイズ選びのポイント

オリジナルスクラブは普段着とは異なるため、その特徴に合わせてサイズ選びをする必要があります。
どのような特徴があるのか見ていきましょう。

普段着のサイズ感とは異なる

医療従事者や介護現場などで使われるスクラブは、作業性や動きやすさを重視した衣服です。
そのため独特の寸法やデザインがあり、普段の服とはサイズ感が異なります。
例えば、かがんだときに腰が出ないように長めの着丈になっているもの多く、いつも着ているトップスの
着丈に合わせると、袖丈が思った以上に短くなってしまうかもしれません。
また、定番のVネックデザインで大きめのサイズを選んでしまうと、襟ぐりが開いて胸元が気になり、
作業に集中できなくなってしまう可能性もあります。
スクラブは他の衣服に比べ、きちんとフィットするサイズ感を選ぶ必要があるのです。

男女兼用のものが多い

オリジナルスクラブは病院やチームメイト内でデザインを統一することが多く、性別問わず同じ商品を
注文するケースがほとんどです。そのため、ほとんどの業者では男女兼用のスクラブを多く取り揃え、
SS~5Lと幅広いサイズを用意しています。
メンズ、レディース専用の商品ではないため、普段と同じサイズを選ぶと大きすぎたり小さすぎたりする
かもしれません。
例えば、同じMサイズでも女性用と男女兼用では寸法がまったく異なります。特に女性は着用感に違いを
感じやすいため、ユニセックス商品は寸法をきちんと見て選びましょう。

商品によって寸法はさまざま

オリジナルスクラブ製作会社は、さまざまなメーカーのスクラブを取り扱っていますが、すべて同じ寸法と
は限りません。
「以前A社でオリジナルスクラブを製作した時はSサイズでちょうどよかったから、今回もSサイズで問題な
いはず」と思って購入しても、前回はメーカーB、今回はメーカーCのスクラブなど、異なる商品になれば
寸法が変わることもありえます。
SやMなどのサイズ表記よりも、着丈や胸囲、肩幅といった寸法をよく確認することが重要です。

2.オリジナルスクラブの寸法の選び方

寸法からオリジナルスクラブを選ぶ際は、自分の体を採寸した「ヌードサイズ」にゆとり分をプラスして
サイズを選びましょう。ヌードサイズをそのまま商品寸法に当てはめると、体のサイズにフィットしすぎて
動きづらくなってしまうため、注意が必要です。肩幅の目安はヌードサイズに1~2cm程度、インナーを
着込む場合は3~5cm程度プラスすると丁度良くなります。バストの場合は、ヌードサイズに
6~8cmプラスがおすすめですが、少しゆとりがほしいなら9~11cm、大きめが好みなら12~14cmプラスして
もいいでしょう。
ただし、どのくらいのゆとりを快適だと感じるかは個人差があるため、あくまでも目安です。痩せ型の方は
ぴったりめに、体のラインに沿ったデザインなら大きめのほうが動きやすいこともあります。
また、オリジナルスクラブに大きめの刺繍デザインを入れる場合、加工部分がつっぱることがあり、余裕を
持ったサイズ感を選んだ方がいいケースもあります。
体型やデザインに合わせて適した号数を選びましょう。

3.サイズ選びに迷ったときの解決策

オリジナルスクラブのデザインや寸法を見ながらじっくり考えても、いまいちサイズ感が掴めず心配になる
かもしれません。次のような方法でサイズを選ぶと失敗するリスクを抑えられます。

手持ちのスクラブの寸法を参考にする

すでにスクラブを持っている方は、寸法を測ってそれに近い号数を選ぶという方法があります。
デザインによってサイズ感が異なるとはいえ、「スクラブで丁度いい寸法」を把握できます。
もし持っていなければ、似たシルエットの服を参考にしてもいいでしょう。

サンプル貸し出しサービスを利用する

業者にもよりますが、サンプルの貸し出しを行っている場合は活用しない手はありません。
オンラインの注文でも実物の試着ができるため、最も確実な方法と言えるでしょう。
素材の伸び具合や着用感、シルエットなども確認できるので、時間に余裕があるなら極力試着することを
おすすめします。

4.まとめ

オリジナルスクラブは作業性を重視した寸法やデザインで作られているため、いつも着ている服とは
サイズ感が異なります。号数だけを見て普段着と同じものを選ぶのではなく、選んだ商品ごとに寸法を
よく確認することが大切です。
また、機能性が保たれるよう、ヌードサイズに適度なゆとりをプラスして選ぶのも重要です。
自信がない場合は、手持ちのスクラブや似たシルエットの服の寸法を参考にしたり、製作会社から
サンプルをレンタルしたりすると失敗しにくいでしょう。