2020.04.13

基礎知識

オリジナルポロシャツの生地と素材~その特徴とおすすめ~

オリジナルポロシャツの生地と素材~その特徴とおすすめ~

オリジナルポロシャツを作るなら、「イメージ通りのデザインで着やすさを兼ね備えた1着が欲しい」
と考えていませんか?納得のいく1着を作るためには、素材と生地選びがポイントです。
この記事では、素材と生地について詳しく見ていき、
最後にオリジナルウェアのプロであるカメオカおすすめの素材・生地をご紹介します。
これからオリジナルポロシャツを作る方は、ぜひ参考にしてください。

1.ポロシャツの生地と素材の違いは?

ポロシャツを作る際は、生地と素材の組み合わせを決めていきます。生地と素材の違いは、次の通りです。

  • 素材:綿やポリエステルなど、生地を構成する原料
  • 生地:素材を使用して布状にしたもので、衣服などに仕立てるための織物

素材や生地によって特徴は大きく異なるため、
性質の違いを理解すると自分のイメージに合ったポロシャツを作りやすくなります。
それでは、素材と生地の違いを踏まえつつ、それぞれの特性をお伝えしていきます。

2.オリジナルポロシャツの素材は用途で選ぶ

オリジナルポロシャツの素材は、速乾性があるものや耐久性が高いものなど、それぞれ特徴があります。
今回はその中から主な素材を4つご紹介していきます。

素材①.ポリエステル

ポリエステルは、ドライタイプの素材に用いられるもので、耐久性も高く、
色落ちもしづらいためお手入れが簡単な素材です。また速乾性も高く、UVカットの効果を兼ね備えています。
安価に仕上がることが多いため、大量発注を検討している方におすすめです。

素材②.綿

綿は、肌触りの良さが特徴的で、吸湿・保温性に優れているため、シーズン問わず着ることができます。
オリジナルポロシャツの中でも、特に人気の生地です。

素材③. 混紡繊維

種類の違う繊維を混ぜたものを「混紡繊維」と呼びます。色々な素材を掛け合わせて作るため、
機能性や価格面で優れたものが多いことが特徴です。
ポリエステルと綿を混ぜたT/C素材と呼ばれる混紡繊維では、
ポリエステルの丈夫さと綿の吸湿・保温性を兼ね備えた良いとこ取りの生地を作ることができます。

素材④.制電素材

制電素材とは、静電気の発生を抑えてくれる繊維のことです。
冬場になると、静電気の影響で衣類にほこりが付着したり、
衣服が体にまとわりついたりすることがありますが、制電素材は帯電を防止することで冬場のストレスを低減し、
快適性を高めてくれます。

3.オリジナルポロシャツの生地は2種類

素材を選んだら、次に生地を選んでいきます。生地にも個々の特徴があるため、どの生地を選ぶかは重要です。
今回は、ポロシャツに適した生地である「鹿の子編み」と「ポリエステルメッシュ」を紹介します。

生地①.鹿の子編み

鹿の子編みとは、鹿の子どものまだら模様に似ていることから名付けられた編み方です。
編み目が凹凸になっており、ポロシャツでよく用いられる生地のひとつです。
凹凸があることから肌への接着面が少ないため、通気性が高く涼しさをサポートしてくれます。
その他にも、型崩れしにくいというメリットもあります。

生地②.ポリエステルメッシュ

ポリエステル100%仕様のもので、薄い・軽い・速乾性の3つを兼ね備えた生地です。
メッシュの細やかな凹凸や透け感は、さらりとした手触りで、高い通気性があります。

4.用途別!カメオカおすすめの素材×生地

ここまで、素材と生地それぞれの特徴をお伝えしてきましたが、次に、
オリジナルウェアの専門店であるカメオカがおすすめする素材と生地をシーン別にご紹介します。

スポーツイベント用・作業や介護用のユニフォーム用等

スポーツイベントや介護など、汗をかきやすい場面で使用する場合は、
ポリエステルを100%使用するポリエステルメッシュ生地がおすすめです。

吸汗性・速乾性が高いため汗がまとまわりつかず、
加えて洗濯による色落ちも少ないため、汗をかいても安心です。

オフィスユニフォーム用や販売スタッフ様のユニフォーム用等

オフィス勤務の方や販売スタッフの方のユニフォームとして使用するなら、
コットンとポリエステル混合のT/C素材と鹿の子生地の組み合わせがぴったりです。
生地にボリューム感があるので、しっかりとした印象を与えてくれます。また、
生地が丈夫で吸汗性・保湿性が高いため、長時間でも心地よく着用することができます。

その他

綿の自然な風合いに加え、ラフな雰囲気のポロシャツを作りたいという方には、
コットン100%の生地がおすすめです。
色落ちしやすいというデメリットもありますが、
何回も使うことで色の変化やエイジングを楽しみながら着用することができます。

5.ポロシャツの型も忘れない

最後に、忘れてはいけないのが「ポロシャツの型」です。主にポケットの有無、
ボタンのデザインによって、ポロシャツの印象は大きく変わります。ポロシャツにポケットをつける場合、
片方の胸元に縫い付けるイメージが強いですが、利便性を追及したサイドポケットのデザインもあります。
ポケット無しの場合は、全体的にスマートな印象を与えてくれます。
また、ボタンのデザインには、首元のボタン、襟につけるボタンダウンの2種類があります。
首元のみの場合はシンプルな印象を与え、襟元を留められるボタンダウンデザインはカジュアルに着ることができます。
素材や生地選びも大切ですが、全体の印象を左右するポロシャツの型もじっくり選びましょう。

6.まとめ

オリジナルポロシャツを作る際に選ぶ、素材と生地の特徴をお伝えしました。
それぞれに通気性が良い、丈夫で長く愛用しやすいなどの特徴があります。
自分たちの用途にあった素材と生地を組み合わせると、納得のいく1着が出来上がります。
素材、生地ごとの特徴を把握して、素敵なオリジナルポロシャツを作成してくださいね。