2020.04.30

基礎知識

オリジナルポロシャツを販売する方法と気になる著作権や版権について

オリジナルポロシャツを販売する方法と気になる著作権や版権について

オリジナルポロシャツを「販売したい」と考えていても、
難しそうでなかなか行動に移せないという方も多いのではないでしょうか?
しかし、実際のハードルはそこまで高くなく、
「やってみると簡単だった」というお声もよく聞きます。
そこで今回は、オリジナルポロシャツの製作・販売方法に加え、
注意点や著作権についてまとめてみました。
1万円程度でオリジナルポロシャツの販売ができますので、
タイミングを見て試してみてはいかがでしょうか。

1.オリジナルポロシャツの販売は意外とハードルが低い

オリジナルポロシャツの販売は、1万円程度から始めることができます。
また、オリジナルポロシャツを販売できるプラットフォームやサイトが非常に多く、
実物ではなくデザインだけを販売する方法もあります。
ただ、量産機を導入し本格的な製作・販売を始める場合は、
初期投資などで数百万円は必要になりますが、
これは量産機が高額であることが原因です。そのため、
事業としてよほど本格化しない限りは、低コストでオリジナルポロシャツを販売できます。

2.オリジナルポロシャツの販売方法

それでは、オリジナルポロシャツを販売するには、どうすればいいのでしょうか。
まずは、具体的な製作方法や販売方法についてご紹介していきます。

製作方法

オリジナルポロシャツは、比較的安価に製作できる業者が多くありますので、
自作するよりは、業者への依頼がおすすめです。
自身でデザインや型、素材・生地を選定し、製作は業者に任せるという流れです。
オリジナルポロシャツ製作を趣味や副業の1つとして実施する場合は、
基本的にはこのスタイルで大丈夫かと思います。
しかし、月商数百万円・数千万円を目指すなど、本格的に
オリジナルポロシャツの販売を始める際は、数百万円かけてプリント用の
機材を購入する必要がでてきます。また、ポロシャツに映える手作りの刺繍デザインなどの
設備まで用意するとなると、多大なコストが発生します。

販売方法

オリジナルポロシャツの販売方法は、大きく分けて下記の3つとなります。

  • ECサイトを作る
  • モールに出品する
  • オリジナル商品を販売できるサイトを使う

基本的には、BASEなど無料で作れるネットショップを利用するか、
ClubTのようなサイトに登録して販売することが第一歩になります。
また、少数を販売するのであれば、受注生産もできるため、リスクを最大限下げることも可能です。
ただ、サイトによっては商品の値段を自分では決められない、
審査が必要など、条件がつくこともあります。
どういう方法で、いくつ販売するのかを目標として持ち、
資金や計画に沿ったやり方でオリジナルポロシャツを販売していきましょう。

3.オリジナルポロシャツで気をつけたい版権・著作権

オリジナルポロシャツを作成する際、最も気をつけるべきこととして
版権・著作権が挙げられます。最後に、気になる権利関係についてご紹介していきます。

著作権の基本

著作権は、既に存在している創作物(キャラクターやマークなど)
を他者に使用させないための法律で、オリジナルポロシャツについても、
既存のデザインを使用することはもちろん、パロディであっても使用することができません。
自身が販売するポロシャツのデザインは必ずオリジナルにすることを意識しましょう。
また、アーティストの顔写真や他人の作品のオマージュであっても基本はNGです。
必ず本人に連絡を入れるようにしてください。

私的利用もNG

著作権では、以下のような場合でも使用はNGとなります。

  • 学園祭など身内のイベントで使う
  • 自宅で着るだけ

販売が目的でなくとも業者に依頼し、既存のキャラクターやロゴ、イラストを
使ってオリジナルポロシャツを作成することはできません。
これは、業者に依頼することでデザイン料が発生するため、
個人の私的な利用の範囲を超えてしまうことが一因として挙げられます。
そのため、業者を使わず、自身でオリジナルポロシャツを作る場合は、
自宅内での利用に限りOKとなります。ただし、外出や学園祭の出し物に使う場合は、
自身で作成しても私的な利用の範囲を超えてしまいますので、注意するようにしてください。

4.まとめ

オリジナルポロシャツを販売する方法はネット上に非常に沢山あり、
イメージよりも簡単にスタートすることができます。
しかし、版権・著作権を無視したオリジナルポロシャツの作成
使用はできない点には注意が必要です。
そのため、オリジナルポロシャツはデザインなどをよく確認し、
相談を重ねながら、製作していきましょう。