2021.02.04

基礎知識

作業着の着こなしは細身シルエットがカギ!選び方やがっちり体形対策などを解説

作業着の着こなしは細身シルエットがカギ!選び方やがっちり体形対策などを解説

仕事中に着用する作業着だからといって、実用性一辺倒である必要は決してありません。
同じ着るならカッコよく着たいのは誰しも同じ。ビシッと決まっていると思えばこそモチベーションも
アップするというものではないでしょうか。
今回は、近年の作業着のトレンドである細身シルエットを実現するためのポイントやおしゃれ見え
させるコツ、がっちり体形の人向けの細身シルエットの着こなし方、小物を活用した着こなしなどについてご紹介します。

1.作業着の着こなしは細身シルエットが決め手

近年のファッショントレンドは細身シルエット。作業着の分野でも細身が注目されています。
すっきりとしておしゃれに見える着こなしのポイントをご紹介します。

フィットするサイズを探す

ダボッとしたシルエットがイメージされることの多い作業着ですが、近年のファッショントレンドに
よって身体にフィットするサイズ感のものが人気です。実際、ピッタリサイズの作業着は垢抜けて見え
好印象をもたらしてくれます。ひと昔前であれば細身の作業着は動きづらさにつながったかもしれ
ませんが、ストレッチ素材が一般的となっている今日では、細身であっても腕を上げにくい、突っ張る
といったようなストレスを感じることは少ないでしょう。
また、高めの胸ポケットや、しっかりとしたステッチ入りは細身に見える効果があり、スタイリッシュ
さがアップします。

ハリのある厚手素材

細身シルエットでパリッとした印象で着こなすためには、程よくハリのある厚手素材がおすすめです。
目安としては、襟をピシッと立てられる程度。具体的にはデニムやチノ、ツイルなどが挙げられます。
シワになりにくい素材なら清潔感が失われにくく、だらしない印象にもなりにくいので、なおよいです。
一方、ハリよりもとろみを感じさせるような素材は、すっきりと着こなすのにそれなりの工夫が必要と
なってくる可能性が高いです。

定番より一段濃いカラー

従来の作業着の定番色といえば、グレーやベージュ、淡いグリーンなど、彩度が低く明度が高めの薄い
カラーでした。スタイリッシュな印象を高めたい場合は、暗めのオリーブ、ネイビー、ブラックに近い
ダークグレーなど、定番色よりも一段濃いカラーを選んでみましょう。
おしゃれ感がグッとアップするだけでなく、色の引き締め効果による細身見えも期待できます。

2. がっちり体形の人におすすめの着こなし方

細身シルエットがおしゃれといっても、がっちり体形の人ややや太めの人には難易度が高いかもしれません。
体格のよい人がすっきりとした印象で着こなすコツには次のようなものがあります。

Aラインの着こなし

上から下までフィットしたシルエットの作業着は、がっちり体形の人には少し難しい場合が多いです。
かといって上下ともダボッとしていると、だらしなく見えがちな上に体格のよさばかりが悪目立ちして
しまいます。
トップスだけフィットさせてボトムスはワイド気味という
Aライン(アルファベットのAに似た裾広がりのシルエット)の着こなしなら、がっちり体形の人も
適度にすっきり感を出せるのでおすすめです。
細身ジャケットにカーゴパンツやワイドパンツの組み合わせで、下半身にボリュームを持たせましょう。

Yラインの着こなし

Aラインとは逆に、トップスはゆったりめにして、ボトムスをタイトにした
Yライン(アルファベットのYに似た裾つぼまりのシルエット)での着方も、がっちり体形の人におすすめ
できる細身バランスの着こなしです。
特に胸・肩まわりに筋肉がついている、胸板が厚いといった体形の人にとっては、上半身にボリュームを
持たせるYラインは合理的なシルエットでもあると同時に、体形の魅力を活かせる着こなしであるとも
いえるでしょう。

首元はVラインを意識

身体つきががっちりしている人は、相対的に首が短めに見えてしまいがち。すっきりとした首まわりを
実現できるVネックを意識した着こなしがおすすめです。
実際にVネックではなくても、ジャケットの上のほうのボタンを留めずに襟元を開けて着ることで
Vラインを作る、インナーシャツは丸首よりも縦方向に長いU首を選ぶなどの工夫でも首長効果が生まれ、
かなり違ってきますよ。

3.小物を使った作業着の着こなし

自由に選べるのであれば、満足できる作業着を根気よく探せばよいだけですが、支給作業着の場合は
そうもいきません。組み合わせるインナーや小物で工夫してみましょう。
たとえば、おしゃれなカラーの作業用Tシャツを首元からチラッと見えるようにして着れば、
ちょっとした差をつけられます。また、個性的なデザインやカラーの安全靴はアクセントとなり、
着こなし全体がおしゃれに見えますよ。
ベルトやバンダナなども、さまざまなカラーやブランドから選べ、値段もそこまで高くありませんので、
個性を演出しやすいアイテムです。
こだわりの小物を上手に組み合わせ、作業着姿をよりスタイリッシュにしましょう。

4. 作業着は安全と機能性が一番大切

同じ着るならおしゃれなほうがいい。カッコいい作業着を着ての作業なら、モチベーションも上がり
ますよね。
ですが、作業着に何より求められるのは安全性と機能性、それが大前提です。
動きやすさや、多少の擦れでは破れず繰り返し洗濯してもへたらない耐久性など、現場での仕事着と
して最低限求められる機能性のほか、作業内容によっては防水・防火・制電・抗菌などの安全を
確保する各種機能も必要です。
見た目以前にこうした安全面・機能面のスペックが備わっているかの確認を忘れないよう
注意しましょう。とはいえ、安全性と機能性を優先させるためにデザイン性を諦める必要は
必ずしもありません。最近の作業着は種類が大変豊富で、機能性とデザイン性とを兼ね備えた製品が
数多く見つかります。
作業内容に適したつくりであり、同時にデザイン面でも優れた作業着を探し出しましょう。

5. まとめ

作業着は細身シルエットがトレンド。フィットするサイズ感のものを選びましょう。
ハリのある厚手素材や濃いめのカラーもすっきりとした清潔感あるカッコよさのキーポイントと
なります。
がっちり体形ややや太めの人が細身シルエットに挑戦するなら、下半身にボリュームを持たせた
Aライン、または上半身にボリュームを持たせたYラインで、バランスを取りましょう。
Vラインを意識した首元もおすすめです。
会社指定の作業着でも、小物を活用することでスタイリッシュに見せられます。
インナーとして着るシャツや、作業着の裾から覗く安全靴、ベルトやバンダナなどにこだわってみましょう。