2020.03.09
基礎知識
刺繍でオリジナルキャップを格好よく!刺繍の種類とポイント
企業様のユニフォーム用や、地域活動の制服などに加えて、コーディネートのアクセントにおすすめしたいのが「オリジナルキャップ」です。
社名・ロゴマーク・イラストなど、好きなデザインを入れることで、よりおしゃれ度がアップします。
今回は、おしゃれでカッコいいオリジナルキャップを作るための「刺繍加工」について、
刺繍をおすすめする理由や刺繍の種類、刺繍入りオリジナルキャップを作る際のポイント、ケア方法などについて解説していきます。
ぜひ、オリジナルキャップを注文する際の参考にしてみてください。
1.オリジナルキャップには刺繍がおすすめ
オリジナルキャップにデザインする方法として、次の2つの方法があります。
- 大きくプリントをする
- 刺繍加工
プリントの場合は画像データを転写できる、刺繍よりコストを抑えられるというメリットがあるため、パソコンで作った画像を使いたい、大量生産したい場合にはぴったりです。
しかし、コットンやポリエステルなど、素材によってはややチープな印象になってしまう、キャップ本来の重厚感に欠けやすい点がデメリットとして挙げられます。
一方で、刺繍によるデザインには次のようなメリットがあります。
- 刺繍ならではの立体感や高級感
- キャップ本来の重厚感
- 丈夫で長持ちしやすい
など
素材の影響を受けず、キャップの持ち味を1番出すには刺繍加工が最適です。ただ、刺繍はプリントよりどうしてもコストが掛かる傾向にあり、その点は注意が必要です。
2.オリジナルキャップに入れる刺繍の種類
前述の通り、オリジナルキャップに入れるデザインは、素材の影響を受けにくい刺繍がおすすめです。ただ、一言に刺繍デザインといってもいくつか種類があるため、ここから詳しく見ていきましょう。
刺繍デザインには、次の3種類があります。
- 2D加工
- 3D加工
- 一部3D加工
それぞれの違いを順番に見ていきますので、自分のイメージに合う加工方法を選ぶ参考にしてくださいね。
2D加工
2D加工は最もオーソドックスな刺繍デザインです。近くで見るとふんわりとした立体感があり、高級感を演出してくれます。
また、表現可能な範囲で文字・ロゴ・イラストなどデザインの制限がないため、オリジナルキャップで表現したいことを柔軟に対応できます。実際、カメオカでは多くの方に2D加工をおすすめし、ご満足いただけています。
3D加工
3D加工はその名の通り、立体感がある刺繍デザインを表現できる加工方法です。刺繍全体に丸みがあり、よりインパクトのあるオリジナルキャップを作り上げることできます。
刺繍部分が盛り上がるので細かいデザインよりも、ナンバーなどの丸みを帯びたシンプルなワンポイントロゴで3D加工は特にぴったりです。また、テキストとイラストの組み合わせや動きのあるイラストなどを表現できるのが魅力です。
しかし、加工の都合上シンプルなデザインしか対応できない難点があり、3D加工を前提としたデザインを用意する必要があります。
一部3D加工
一部3D加工は、2D加工刺繍の一部を3D加工にした加工方法であり、一部のテキストやイラストを協調して、ワンポイントとしたときにおすすめです。
特にロゴのフチを2D加工、内側を3D加工にすると、ロゴがしっかりと浮き出る立体的なデザインになります。
2D加工でも十分に立体感を演出できますが、「より刺繍加工を強調したい」というときに一部3D加工は最適といえます。
3.刺繍と合うおすすめのキャップタイプ
ここまでは、オリジナルキャップに刺繍デザインがおすすめの理由やその種類についてお伝えしてきましたが、ここからは刺繍と合うキャップをご紹介していきます。
キャップのタイプは次のように非常に多彩で、それぞれに素材違いのキャップがあります。
- ベースボール型
- メッシュタイプ
- ワーク型
- ニット
- アポロ型
- かまぼこ型
- バイザー
など
この中で、刺繍デザインを施すときに特におすすめなのが「ベースボール型」と「メッシュタイプ」です。
どちらも野球帽のような形状をしておりオーソドックスなデザインですので、イベントや仕事など、様々なシーンで活躍しています。
まず、ベースボール型のキャップは、綿を使用していることが多く、刺繍糸とキャップの素材が馴染みやすいのが特徴です。そのため、刺繍加工がより映えるキャップデザインといえます。
また、メッシュタイプに刺繍を施す場合は、後頭部がメッシュ素材のものではなく、キャップ全体がメッシュ素材のものを選ぶのがおすすめです。このタイプは、生地全体がポリエステル100%素材のため、洗濯しても色落ちしづらく、長く使うことができます。
特に夏場やスポーツなど、汗をかきやすい場面でキャップを被る場合にはぴったりです。
4.キャップに刺繍を入れる際のポイント
刺繍をより活かすために押さえておきたいポイントは、下記の4つです。
- 複雑にしすぎない
- 刺繍はセンターに配置する
- ワンポイントを入れる
- 刺繍用のデザインを考える
それぞれのポイントについて詳しく見ていきましょう。
ポイント①.複雑にしすぎない
オリジナルキャップに入れる刺繍は、なるべくシンプルなデザインにすることがおすすめです。
細かいデザインよりも仕上がりがきれいになり、刺繍やデザインの魅力が引き立ちます。
ポイント②.刺繍はセンターに配置する
さまざまなかぶり方に対応できるよう、基本的にはキャップのセンターに刺繍を施したデザインにします。
しかし、最近はあえて端に小さく刺繍するデザインも人気を集めているため、意図やデザインをベースに、オリジナルキャップの担当営業に相談してみるのもいいでしょう。
自分の好みに合わせられることがオリジナルキャップの魅力ですので、細かくこだわることも大切です。
ポイント③.ワンポイントを入れる
メインとなるデザインとは別に、サイドや後ろなどにワンポイント刺繍を入れると、よりおしゃれなオリジナルキャップになります。
例えば、センターにロゴやナンバーを入れて、左サイドにグループ名を刺繍するというパターンは汎用性が高いため、検討してみてはいかがでしょうか。
ポイント④.刺繍用のデザインを考える
刺繍加工がより映えるデザインを考えることも大切です。
印刷やWeb用にデザインしたものが、必ずしも刺繍デザインにマッチするわけではありません。可能であれば、今あるデザインを基に刺繍用にカスタマイズすることをおすすめします。
5.刺繍を入れたキャップのケア方法
刺繍を入れたキャップを長く使っていくためには、定期的にケアが大切です。おすすめは手洗いをして、陰干しをする方法ですので、詳しくみていきましょう。
はじめにキャップを洗うにあたって、下記のものを用意してください。
用意するもの:洗面器(洗面台でも可)、中性洗剤(おしゃれ洗い用)、要らない新聞やチラシ
手洗いの流れは、次の3ステップです。
- 帽子を洗う
- すすぎ洗いをして、脱水
- 陰干しをする
まず、洗面台や洗面器にぬるま湯と中性洗剤を入れ、型が崩れないようにやさしく押し洗いをしましょう。キャップ内側の汚れが気になる場合は、押し洗いをする前にその部分に洗剤の原液を塗布しておくと、汚れが落ちやすくなります。
次に、すすぎ洗いをして洗剤を流し脱水していきます。脱水といっても力強さは必要なく、タオルで水気を取る程度で大丈夫です。
最後に、陰干しをしましょう。この時、キャップに新聞紙や要らないチラシを丸めて入れると型崩れしにくくなります。
6.まとめ
オリジナルキャップを作るときに、おすすめの刺繍加工についてみてきました。
2D加工や3D加工などさまざまな刺繍が施すことで、オリジナルの高級感溢れるデザインのキャップを作れます。
また、刺繍を施す際にぴったりの素材やキャップの型を選んで、手入れをすれば長く愛用することも可能です。
ぜひ、刺繍入りのオリジナルキャップを作ってみませんか?お気軽にご相談くださいね。
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