2020.07.20

作り方

オリジナルワッペンで自分だけのキャップを作ろう

オリジナルワッペンで自分だけのキャップを作ろう

ワッペンとキャップはとても相性がいいアイテムです。市販のキャップを購入するのではなく、
オリジナルワッペンを作ってキャップに取り付けるだけで、簡単に世界で一つだけの
オリジナリティ溢れるキャップにすることができます。キャップで個性を出したい方にとって、
オリジナルワッペンはうってつけのグッズです。そこで今回は、キャップにつけられる
オリジナルワッペンの種類や注文の流れ、取り付け方について解説していきます。

1.オリジナルワッペンとはどんなもの?

ワッペンは日本語で直訳すると「紋章」であり、ヨーロッパ貴族が家柄や階級などを
示すために衣類につけたのが始まりとされています。
現在は企業、団体の所属を示すブランドシンボルやファッションアイテムとして
使用されており、キャップやブルゾン、ポロシャツなどにつけて楽しめるアイテムです。
独自のデザインで作成したワッペンのことをオリジナルワッペンと呼び、有名ブランドや
スポーツチームのオリジナルワッペンにはプレミアがつくことも珍しくありません。
土台となるカット生地にシンボルとなるデザインを刺繍で縫い込むのが、最も一般的な
製作方法ですが、近年は転写プリントなどの製作方法もあります。

2.キャップにおすすめのオリジナルワッペンの種類

最も手軽にワッペンを楽しめるファッションアイテムがキャップです。ここでは、
キャップに合うオリジナルワッペンの主な種類を紹介していきます。

オリジナル刺繍ワッペン

サイズや形、色彩の自由度が最も高く、デザイン性があるのがオリジナル刺繍ワッペンです。
複雑なデザインも作成でき、立体感のあるイメージにすることができます。
作成する際には、本体価格+型代が必要となります。

転写プリントワッペン

転写プリントワッペンは、刺繍ではなく印刷でデザインを入れるワッペンです。
刺繍で再現できない色合いやタッチを表現することができます。
そのため、強いこだわりも反映させられるでしょう。形状は定形から選ぶことになり、
本体価格のほかにデータ入稿料が必要です。

3.キャップにつけるオリジナルワッペン注文の流れ

オンラインサイトにおける、一般的なオリジナルワッペン製作依頼の流れを
ご紹介していきます。

①.ワッペンの種類を選ぶ
②.ワッペンのサイズを決める
③.ワッペンの数を決める
④.土台になる生地の種類と色を選ぶ
⑤.枠の糸の色を選ぶ
⑥.刺繍デザインの糸の色を選ぶ ※背景色も忘れない
⑦.デザインデータの送り方を選ぶ
(原稿、写真、イラストレータデータなど)
⑧.担当者名・連絡先を入力
⑨.納期・配送先・支払方法を入力

ほとんどのオリジナルワッペン製作会社で事前の見積もりを受け付けています。見積もりを
行って予算を確認しつつ、デザインやサイズ、加工方法を調整すると、イメージに近い
オリジナルワッペンをスムーズに作成できます。

4. キャップにつけるワッペンの取り付け方と注意点

オリジナルワッペンをキャップにつける方法には、熱圧着と縫い付け加工の2通りがあります。
それぞれの特徴や注意点を見ていきましょう。

高温・高圧力による専用のプレス機で熱圧着をする

 

熱圧着で取り付ける場合、安価で納期が早いものの、ワッペンの裏面すべてに熱圧着シートを
張る必要があります。これに対応しているのは、オリジナル刺繍ワッペンのみで、
標準で熱圧着シートがついています。また、すでに持っているワッペンを熱圧着するのは
難しいかもしれません。

専用のプレス機で熱圧着する場合の注意点は以下の通りです。

  • ワッペン種類はオリジナル刺繍ワッペンのみ
  • 熱圧着可能なワッペンサイズは縦5cm×横10cm以内

縫い付け加工

縫い付け加工の場合、割高で納期まで通常より長くかかりますが、
熱圧着するよりも丈夫に出来上がります。

縫い付け加工時の注意点は以下の通りです。

  • 円や四角などの簡単な形状のみ縫い付けが可能
  • 縫い付け可能サイズは縦5cm×横10cm以内
     (キャップによって縫い付け可能サイズが変わるため要確認)
  • 手作業で縫い付けるため小さすぎるワッペン(3cm×3cmなど)は縫い付け不可

5.まとめ

オリジナルワッペンは自由度が高くデザイン性に優れたファッションアイテムで、キャップに
つけると気軽にオリジナリティ溢れるキャップが作れます。オリジナルワッペンには
刺繍ワッペンやネーム刺繍ワッペン、ロゴ+ネーム刺繍ワッペン、転写プリントワッペンなど
色々な種類があるため、キャップの完成イメージを思い浮かべながらワッペンの
種類を選ぶと良いでしょう。オリジナルワッペンのキャップへの取り付け方は、
専用のプレス機での熱圧着と縫い付け加工の2パターンがあります。それぞれの方法で、
取り付けられるワッペンの種類や形状、サイズが異なるため、注意点を確認してから
取り付けることがおすすめです。