2020.09.29

基礎知識

オリジナルキャップのデザインの決め方~形・色・ロゴの場所~

オリジナルキャップのデザインの決め方~形・色・ロゴの場所~

オリジナルキャップを製作する際、デザインを決められずに悩んでいませんか?
どうせ作るならとことんこだわりたいものの、初めてだと何に注意してデザインを決めていけば良いのか
わからないですよね。
今回は、オリジナルキャップのデザイン作成の流れとデザインを入れる方法などについて紹介します。

1.オリジナルキャップにおけるデザイン作成の流れ

まずは、オリジナルキャップのデザイン作成の大まかな流れを確認しましょう。
デザインを作成する基本的な流れは以下の通りです。

  1.  デザインのベースになるキャップの型と素材を選択する
  2.  デザインを入れる位置と範囲を確認する
  3.  色・形などのキャップの細かいデザインを考える
  4.  デザインを入れる方法を選択する
  5.  データを画像ファイルなどで入稿する

オリジナリティ溢れるデザインにできるのがオリジナルキャップ製作の魅力ですが、選択したキャップの
型や使用する素材、依頼する業者によっては、思い通りのデザインを実現できないケースがあります。
思い描いたデザイン通りに完成させるために抑えておきたいポイントを、
次章から詳しく解説していきます。

2.デザインのベースになるオリジナルキャップの選び方

キャップの型や素材によって、似合うデザインや加工方法は異なります。ベースとなるキャップの型と
素材の特徴、それぞれにぴったりのデザインについて見ていきましょう。

ベースボール型

ベースボールキャップは野球帽とも呼ばれるもので、丸いトップで前方にだけツバのついた一般的な
型です。日本だけでなく世界中で人気があるタイプで、世代を問わず様々なシーンで利用できます。
ロゴやワンポイントマーク、派手なデザインなど、どんなデザインでも見栄えがよく、
デザインを邪魔しないシンプルな作りとなっている点が特徴です。
コットン、ポリエステル、ウレタン、メッシュ、ニットなど様々な素材から作られるため、
作成するデザインによってぴったりの素材を選べるのも嬉しいポイントでしょう。

ワーク型

ワーク型は前ツバが短く、トップが平らで浅く作られているカジュアルキャップで、無色で単色の
デニム生地やコットン生地がよく用いられます。
フロント部分やサイドにワンポイントでロゴなどを入れるデザインが人気です。
鉄道作業員の作業帽がもとになっているため、厚手生地である場合が多く、作業内容に合わせて
コットンやデニム、ポリエステルなど様々な素材が使用されています。
シンプルでレトロなデザインが特徴のアーミーワークキャップなども人気です。

アポロ型

アポロキャップは、アメリカ航空宇宙局でスタッフが被っていた作業帽子をモチーフにしており、
フロント部分が一枚仕立てで大きくなっています。消防や警察、自衛隊、警備会社などで作業時の
制服として使用されることが多いため、見かけたことがある人も多いでしょう。
フロント部分が広いため、大きなデザインや刺繍が入れやすい形です。
ポリエステルやニット生地がよく使用され、シワがつきにくく、耐久性と高級感があります。

3. 配置や予算に合ったデザインを検討する

オリジナルキャップのデザインを考える際には、デザインを入れる配置や予算との調整も必要です。

デザインについて業者に確認する

キャップにデザインを入れる位置は、「正面、右・左側面、後面」が基本ですが、選択した帽子の型や
素材次第で、デザインの範囲や位置が異なります。
加えて、業者によって技術力や対応できる範囲が違います。例えば、ツバ裏などの場合は、
ほとんどのオリジナルキャップ製作会社で対応できないため、要注意です。
こだわりのデザインを実現したいなら、ベースにするキャップを選択するタイミングで、デザインに
ついて確認を行いましょう。業者に問い合わせをすれば相談内容に丁寧に答えてくれます。

予算に合わせたデザイン調整が必要

製作費用はデザインの大きさや数、色数などで変わります。そのため、発注する前にデザイン案ができた
段階で業者に見積もりを出してもらいましょう。予算に合わない場合には、
デザインを変更する・大きさを変えるなどの調整が必要です。
また、プリント加工や刺繍加工など加工方法の違い、作成する数量によって価格は変動します。
詳細な見積りを出したい場合には、業者に相談しましょう。場合によっては、
コストダウンやデザインの色などに対してもアドバイスをもらえます。

4.デザインを入れる3つの方法と特徴

オリジナルキャップには、プリント・刺繍・ワッペンとデザインを入れる方法が3通りあります。
それぞれの特徴を把握し、デザインを入れていきましょう。

プリント

プリント加工は、フロントがウレタン素材である場合や使用する色数が多い場合に適した方法です。
多色・グラデーションなど様々なデザインに対応できるフルカラー転写プリントや、
細かい柄でも表現可能なシルクスクリーンプリントといった加工法があります。
イラストや写真などのデザインをきれいに入れられるのはプリント加工ならではでしょう。
印刷面はフラットで、カジュアルな印象を見る人に与えます。

刺繍

刺繍は糸を使用し、商品に直接文字や柄を表現する加工方法です。特に立体感や高級感を持たせるには
適した方法だといえるでしょう。
重厚感や耐久性が求められる厚手生地のキャップに適しており、
中でも2D・3D刺繍は通常の刺繍より立体的に見えるため、仕上りを豪華に見せられます。
注意点として、刺繍は大きさや色数によって価格が変わってくるため、予算とは要相談です。

刺繍ワッペン

刺繍ワッペンは生地に刺繍を入れ、柄を表現するため、直接刺繍では表現できない複雑なデザイン
を再現したい方におすすめです。
刺繍と生地の組み合わせにより厚みを出せるため、高級感のある仕上りとなります。また、
ワッペンの形もデザインの一部となるため、選択肢は多いといえます。

5.まとめ

オリジナルキャップを作成する場合、ベースとなる型や素材、デザインの配置や大きさ、色数などで価格
は変動するため、キャップの型の選択からデザインのデータ入稿までの流れを把握することが大切です。
また、加工方法の種類や納品数量なども価格に影響します。加工方法によって
キャップの仕上りが異なるため、それぞれの特徴を把握したうえで、適した加工方法を選択しましょう

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