2020.10.20
作り方
家族や友達と楽しむ お揃いオリジナルキャップの作り方
友達や家族、パートナーとお揃いのグッズを身につけたい!とオリジナルキャップの作成を検討する方
も多いでしょう。
しかし、オリジナルキャップの製作会社は少ロットでの受付をしていないところも多く、
業者選びから苦戦することも少なくありません。
そこで今回は、少人数でお揃いのキャップを作るときのコツや、重視したいポイントに合わせた
おすすめのキャップや加工方法について解説します。
1.お揃いのオリジナルキャップを作るコツ
まずは、家族や友人間など少人数でお揃いのキャップを作成する場合の2つのポイントを
見ていきましょう。
①.少ロット対応の業者を探す
ポイントの1つ目は、作りたい個数に対応できる業者を探すことです。
オリジナルキャップ作成の個数は5個以上が一般的で、小ロットに対応できる業者は限られます。
プリント加工に限れば、少ロットからでも作成できる業者もありますが、多くはありません。
作成個数が少ない場合、キャップの種類や対応可能な加工方法が限られるため、詳細については
事前に業者に確認しておきましょう。
②.コスト、耐久性、個性など重視するポイントを決める
2つ目のポイントは、オリジナルキャップ製作で重視したい点を明確にすることです。
オリジナルキャップはベースとなる型やデザイン加工の種類が様々です。
製作コストが安く済むものや厚手で耐久性が高いものまで幅広い選択肢があります。
そのため、作成する際にはスポーツ観戦用なのか、長持ちさせたい記念品なのかなど用途に合わせた
イメージをしっかり持つと良いでしょう。
今回は、「コスト重視」「耐久性重視」「個性重視」の3パターンに分けておすすめのキャップの
タイプや加工方法をご紹介していきます
2.【コスト重視】オリジナルプリントで可愛いキャップを安く作る
コストを重視して手軽にオリジナルキャップを作りたいという方には、アメリカンキャップが
おすすめです。
特に、期間限定のイベントに参加する場合やサイズの変化が早い子供が使用する場合には、
アメリカンキャップに安価なプリント加工を施すのが適しています。
キャップの形状は限定されるものの、POPな色のキャップにカラフルなイラストをのせるなど、
豊富な色数と様々なイラストとの組み合わせを楽しめます。
アメリカンキャップ(メッシュキャップ)の特徴
アメリカンキャップには次のような特徴があります。
- 価格が安い
- ポリエステル素材&メッシュで、涼しくて水に強い
- サイズ調整が簡単
- 色数豊富、イメージに近いキャップカラーが選べる
- 広いフロントに大きなデザインが入れられる
- 耐久性がやや劣る
アメリカンキャップは、安価なだけでなく色の選択肢が多いため、デザインにこだわった
オリジナルキャップを作成できます。
プリント加工のポイント
低コストでキャップにデザインを入れるにはプリント加工がおすすめ。プリント加工には、
シルクスクリーンプリントとフルカラー転写プリントがあります。以下のポイントを
押さえて選びましょう。
- 少ロットで一番価格が安い加工は、シルクスクリーンプリントの単色。色数が増えると版代が増えるためコストが上がる。
- 版代や色数制限がなく繊細な表現ができるのは、フルカラー転写プリント。写真やグラデーションもきれいに出る。
- シルクスクリーンプリントは耐久性が高いが、転写プリントは数年以上の使用になると劣化することがある。
1色で済むものはシルクスクリーン、カラフルなデザインはフルカラー転写と覚えておきましょう。
3.【耐久性重視】オリジナル刺繍で長く使えるキャップを作る
記念品や制服など耐久性や品質にこだわりたい場合は、生地が厚いツイルキャップに
刺繍加工が適しています。
刺繍加工はプリント加工よりコストが高くなるものの、高級感があり、長期間使用しても痛みにくい
のが特徴です。ブランドキャップのように、デザインにこだわりつつ質の良いキャップを作れます。
ツイルキャップの特徴
ツイルキャップの特徴は以下の通りです。
- メッシュキャップと比べて価格は高いが高品質
- コットンやポリエステルなどの生地が厚い素材が使用されている
- 空気穴や裏地などが施された丁寧な縫製
- 耐久性が高く、洗濯も可能
- フロントの他、ツバやサイド、後ろにもデザイン加工が可能
ツイルキャップは、デザイン性が高く耐久性にも優れているため、記念品や制服だけでなく、
カジュアルキャップとしてアウトドアやスポーツ観戦など幅広い用途で使用できます。
刺繍加工のポイント
ツイルキャップの生地感を活かせる刺繍加工のポイントを見ていきましょう。
- 長期間変わらない高級感を演出できる
- より立体感を持たせる2Dや3D刺繍がある
- 刺繍加工を入れる箇所の数や色数によって価格が変わる
- 繊細なデザインはつぶれて見えることがある
上質な雰囲気を演出できる刺繍加工は、一般的な刺繍よりも立体的に見える2Dや3D刺繍によって
さらに高級感を出せます。注意点として、細かなデザインは再現しきれない可能性があるため、
刺繍加工に向いているデザインか不安な場合は業者に相談すると安心です。
4.【個性重視】異なるキャップにお揃いのワッペンで周囲に差をつける
個性を出したい方には、手持ちのキャップにオリジナル刺繍ワッペンを付けるのもひとつの手。
ワッペンは他の加工と比べると割高ですが、刺繍のみでは表現できない繊細なデザインも可能です。
ワッペン製作は5枚以上からが一般的ですが、バッグやTシャツにもつけて帽子と一体感を出すのも
カッコいいですよね。
刺繍ワッペンのポイント
- 直接刺繍より繊細な表現が可能でデザイン性が高い
- 立体感があり高級感が演出できる
- 耐久性があり、経年劣化にも強い
- 洋服やバッグなどにも取り付けられる
- アイロン圧着加工の他、マジックテープ、クリップピンなどの取り付け加工が選べる
- 別途版代がかかるため、他の加工と比べて割高
刺繍ワッペンは価格が高いものの、アーミーワッペンのような本格的な雰囲気になり、小さくても
インパクトがあるものに仕上がります。また様々なグッズに取り付けられる汎用性の高さも魅力です。
刺繍ワッペンは取り付け方に注意
刺繍ワッペンをキャップに取り付ける場合は以下の点に注意しましょう。
- 大きな刺繍ワッペンをキャップの曲面に縫いつけるのは技術が必要なため、リフォーム店などに依頼する。小さすぎるワッペン(2cm×2cmなど)は縫い付けが難しい場合が多い。
- 自宅で取り付ける場合のワッペンは、サイズ5㎝×5㎝以内、アイロン圧着加工、シンプルな形状が取り付けしやすい。
<刺繍ワッペンの取り付け方>※アイロン接着加工の場合
- マスキングテープでワッペン位置を固定する
- ワッペンの表と裏からアイロンをしっかりかける
- アイロン接着後、ワッペンの周囲を縫い付ける
刺繍ワッペンの裏地は、安全ピンやマジックテープ加工が選べるメーカーもあります。
取り付けに不安がある場合は取り付け方をメーカーに確認すると良いでしょう。
5.まとめ
お揃いのオリジナルキャップを作成する場合、少ロットに対応できる業者を探すところからスタート
しましょう。製作の際には、用途に合わせて重視したいポイントを決めることが大切です。
コストを重視する場合はアメリカンキャップにプリント加工、耐久性や品質を重視する場合は
ツイルキャップに刺繍加工を施すとイメージに近い仕上りになります。オリジナリティにこだわりたい
場合は、デザイン性と汎用性を兼ね備えた刺繍ワッペンがおすすめです。
完成イメージをしっかりと固めて、お気に入りのキャップを作りましょう。
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