2020.10.08

基礎知識

豊富で楽しいオリジナルはっぴの生地や柄を徹底解説

豊富で楽しいオリジナルはっぴの生地や柄を徹底解説

オリジナルはっぴを作りには、生地や柄、背中の文字や紋など、さまざまな種類の中から選ぶ楽しさが
あります。
ただ、初めてのはっぴ作りでは楽しむ余裕はなく、何を選んでよいか悩んでしまう方も多いのではない
でしょうか。
そこで今回は、はっぴ制作をする上で大切な「用途に応じた生地選び」「和柄の意味」「背中の文字や紋」
について、詳しく解説していきます。

1.はっぴは生地と柄選びでオリジナリティを出そう

はっぴといえば、お祭りや火消しをイメージする方も多いですが、展示会・販売会・学園祭など、
意外とさまざまなシーンで愛されています。お揃いのはっぴは、Tシャツやポロシャツなどと比べても
イベント感が高まり、気持ちを盛り上げるのに一役かっています。
そんなオリジナルのはっぴは、次の3つポイントを抑えて作ると、オリジナリティ溢れる満足いくものを
作ることができます。

  • 生地の種類
  • 柄の意味
  • 背紋/背文字の選び方

2.オリジナルはっぴの生地は「使用期間」と「コスト」で選ぶ

はっぴの素材は、基本的には使用する期間をもとに選ぶと失敗しません。
実は、綿とポリエステルが主流であり、下記のように特徴も明確に分かれています。

 

綿

ポリエステル

耐久性

高い

低い

価格

比較的高価

比較的安価

ただ、綿とポリエステルを使った生地には多くの種類があるため、目的に沿ったものを選ぶように
しましょう。

洗濯に強いGポプリン(綿100%)

織りの密度が高いため、染め上げた際の輪郭(型際)が綺麗に出ます。
ある程度の厚みがあって比較的縮みが少ない生地のため、洗濯に強いメリットがあります。

型際の美しいシャークスキン(綿100%)

シャークスキンという名の通り、サメの肌のように表面が凸凹している生地です。
染料の染み込みが少なく、型際が美しく表現できます。

はっきりした色合いのスエード(ポリエステル100%)

はっきりした色合いのはっぴを制作したい方には、スエードがおすすめです。
発色が良いため、よさこいなどでもよく使用されます。
薄手の生地で、光沢があって柔らかい風合いになります。

長期間の使用に耐えられるトロマット(ポリエステル100%)

トロマットは、控えめな光沢としっかりした厚みがあり、マットで発色の良いはっぴを作りたい方に
向いている生地です。
また、ポリエステルであるものの耐久性も比較的高く、長期間使用できる特徴があります。
上記以外にも、さまざまな生地ではっぴを制作可能です。
最近では、ファッション性を追及したデニム生地やコストを優先させた短期間使用向けの天竺綿など、
さまざまな生地が生まれています。

3.意外と知らない!?オリジナルはっぴに使える和柄の意味

はっぴに使用する柄といえば和柄ですが、デザイン性だけでなくそれぞれの柄には意味があります。
例えば、よく目にする吉祥文様(きっしょうもんよう)には、祈りという意味が込められています。
ここでは、はっぴによく使用される和柄の意味について見ていきましょう。

波柄

波柄はとてもダイナミックな印象となる和柄ですが、波の柄によって意味は変わります。
大きな波が打ち寄せる柄は「運を打ち寄せる」、同じ波が並ぶ柄は「未来永劫の平穏」を意味します。

波柄のはっぴの通販商品こちら

市松柄

市松柄は、四角い柄が並んでいるチェック柄のような和柄です。
石畳が途切れることなく続くように見えることから、子孫繁栄や事業拡大などを意味します。

市松模様のはっぴの通販商品こちら

吉原繋ぎ

鎖が繋がっている、人との繋がりや縁を表している和柄です。
人と人を良縁で繋ぎ、人間関係を豊かにする思いが込められています。

吉原つなぎ柄のはっぴの通販商品こちら

桜散らし

ひらひらと舞う桜の花びらが可愛らしい印象のデザインです。
開運招福、五穀豊穣、子孫繁栄を願った和柄です。

桜柄のはっぴの通販商品こちら

束ね熨斗(のし)

のし袋に使われている「熨斗」は、もともとは鮑を薄くのばして干した熨斗鮑を指します。
熨斗鮑は昔、おめでたい行事の際に添えられていたため、縁結びや無病息災が願われる縁起の良い柄です。

のし柄のはっぴの通販商品こちら

4.はっぴにインパクトを与える背紋やフォントの選び方

はっぴの背文字・背紋は大きく目立つものです。企業名やチーム名を入れてアピールしたり、スローガン
を入れて結束を高めたりできます。
背紋や文字でインパクトを与えることは、はっぴの要といえるでしょう。

背紋・背文字の種類

はっぴに入れる背文字や背紋の種類は大きく分けて4種類です。以下に種類をまとめました。

  • 意味を込めた漢字一文字(「祭」「和」など)
  • チームなどの団体名や企業ロゴ
  • スローガン
  • 家紋、紋章、校章

インパクトあるはっぴにしたい場合は、意味を込めた漢字一文字がおすすめです。
漢字を〇で囲むと粋な印象になるなど、アレンジもできます。
企業の販売会やイベントでは、企業名+企業ロゴを入れるケースがあります。団体名を記載することで、
所属が分かりやすくなります。また、意気込みやスローガンなどの文章を入れ、
団体の理念をアピールするのいいでしょう。
他にも、家紋・紋章・校章を使って、デザイン性を追求していく方法もあります。

はっぴにおすすめの文字フォント

背文字は、フォントによっても印象が大きく変わるため、しっかり選ぶことをおすすめします。
文字のフォントは、大きく次の3種類に分類されます。

  • 主張が強い和風字体→般若、勘亭流、相撲体
  • クセのない読みやすい和風字体→楷書体
  • 洋風のデザインに合わせたい→ポップ体、丸ゴシック体

般若、勘亭流、相撲体などはインパクトがあるフォントで、目立つはっぴとなりますが、
クセが強いため、読みにくいデメリットがあります。
インパクトを控えめにしつつ読みやすい和風字体にする場合は、楷書体がおすすめです。
クセが少なく、どなたでも読みやすいでしょう。
洋風字体にはポップ体、丸ゴシック体があります。可愛らしいフォントで、
はっぴのデザインや柄が洋風な場合にぴったりです。

5.まとめ

はっぴを作る場合は、生地・柄・背文字、背紋とこだわる部分は多くあります。
生地選びで大切なことは、はっぴを使用する期間やコストを踏まえることです。
使用する期間が短期間であればデザイン性重視、長期間であれば耐久性重視などコンセプトを
決めておくことをおすすめします。
そして、団体や企業をアピールできるような柄や文字を選んでいきましょう。
オリジナリティあふれるはっぴで、士気を高めてみてはいかがでしょうか。

特注・フルオーダーはっぴはこちら