2020.10.01

作り方

色選びや加工がポイント!薄手のオリジナルスタッフジャンパーを使いやすく作るコツ

色選びや加工がポイント!薄手のオリジナルスタッフジャンパーを使いやすく作るコツ

薄手のオリジナルスタッフジャンパーを作成する際、使いやすいものを作りたいと頭を悩ませることも
あるでしょう。
ちょっとしたポイントを押さえることで、使い勝手の良いジャンパーが作れるのですが、初めての
スタッフジャンパーづくりでは難しく感じてしまう部分も多いかと思います。
今回は、薄手のスタッフジャンパーを作成するときの3つのコツをご紹介していきます。

1.薄手のスタッフジャンパーを作るときの3つのコツ

薄手のオリジナルスタッフジャンパーでよく使われるナイロン製の生地は、
安く手軽に利用できるだけでなく、さまざまな種類や加工方法があることも人気の理由です。
ただ、種類が多いからこそ迷ってしまうタイプでもあるため、今回ご紹介する次の3つのポイントをしっかり押さえていきましょう。

色選び

アピールポイントを明確にする

機能性

着用する環境に合わせる

加工方法

生地・デザインを考慮する

 

2.薄手のオリジナルスタッフジャンパーの色選びポイント【コツ①】

薄手のスタッフジャンパーは色数が豊富であり、使用用途に合わせて選択できます。
お気に入りやテーマカラーに統一するのも良いですが、見る人へのアピールを意識して選択すると
上手くいくケースが多いです。

遠目でもスタッフとわかる色合いを選択する

イベントには多くの人が来場し会場も広いため、スタッフを見つけるのが難しいことも
珍しくありません。 こういったケースでは、スタッフを見つけやすくするために、
遠くからでも目立ち、来場者の服装とも重ならない色を選択することが重要です。
例えば、赤、緑、黄色など暗い場所でも目立つ明るい色がおすすめです。

企業ロゴや文字は色の差異で印象付ける

色に関する規定がある会社では、企業ロゴや文字に関して、シンプルなカラーが使用されています。
そうした、シンプルなカラーを引き立たせるためには、ジャンパーの色を濃くすることがポイントです。
例えば、濃い赤の生地に白い文字を入れるなど、デザインとの色の違いを明確にすることで、
ジャンパーのロゴや文字を印象付けられます。

高級感や信頼性を与える

明るい色や鮮やかな色はカジュアル感を出せるものの、高級感や信頼性を与えることはできません。
特に薄手のスタッフジャンパーであれば、どうしてもカジュアルなイメージが付きまとってしまいます。
そのため、高級感を演出したい場合は、
黒やダークブラウン、ネイビーなどの暗く重めな色合いを使用すると良いでしょう。
そうすることで、カジュアル感を軽減させつつ、高級感や信頼性を高めることが可能です。

3.薄手のオリジナルスタッフジャンパーは機能性も見る【コツ②】

スタッフジャンパーにはさまざまな種類があり、それぞれ機能面に工夫が見られます。
シーンに応じた、おすすめの機能をご紹介していきます。

肌に張り付かない裏メッシュブルゾン

安いスタッフジャンパーを作ろうとすると、裏地がないことも珍しくありません。
裏地がなければ、汗をかくような屋外での作業や忙しい現場だと、ジャンパーが肌に張り付き
不格好になってしまいます。
そのため、汗をかくような状況で使用する場合は、裏地にメッシュの入ったブルゾンを選択しましょう。

蒸れを発散するユーティリティーブルゾン

夏などの暑い季節での屋外作業や動き続けなければならない作業では、
ジャンパー内部に熱がたまりがちです。
この場合は、背中にメッシュ裏地や背フラシ(ベンチレーション)があり、
内部が蒸れにくいユーティリティーブルゾンを選択し、熱中症予防を図りましょう

急な雨天にも対応フード付きウインドブレーカー

屋内の作業とは異なり、屋外の作業では急な雨などの悪天候に対応できることが求められます。
このような悪天候に対応できるジャンパーとして、薄手のフード付きウインドブレーカーが
選択肢の1つとなるでしょう。
屋外での作業が多いライブイベントや学園祭などではよく活用されています。

夜間作業に反射バイビング付きリフレクトジャケット

夜間作業など暗所での作業の場合、反射パイピングが付いており、着心地の軽い
リフレクトジャケットがおすすめです。
危険性の高い夜間作業であっても、反射材が付いているため、周囲に自分の位置を知らせ、
身の安全を守ることができるでしょう。
このように、撥水効果、反射材、蒸れの防止、防寒など用途に合わせた素材や生地、デザイン面など
さまざまな要素を組み合わせて選択することが重要です。

4. 薄手のスタッフジャンパーの加工はプリントがおすすめ【コツ③】

短期間で使用するスタッフジャンパーを作成したい場合には、刺繍ではなく
プリント加工がおすすめです。プリント加工は、刺繍に比べコストを抑えて、スタッフジャンパーを作成できます。
プリント加工の種類は主に以下の2種類ですので、それぞれの特徴を見ていきましょう。

シルクスクリーンプリント

シルクスクリーンプリントの主な特徴は以下の通りです。

  • 色ごとに版を作りその上から服に直接インクを刷り込む
  • 1色ごとに1版分の版代が必要となる
  • 制作枚数が多いほど割安である
  • 色数に制限があり、グラデーションや写真などの表現は難しい

製版代が必要になるため、製作枚数が少ない場合や色が増えるほど割高になる点には注意が必要です。

フルカラー転写プリント

フルカラー転写プリントの主な特徴は以下の通りです。

  • 印刷したロゴやデザインのシートを熱で圧着してプリントする
  • 版代は色数に関係なく1版分のみ
  • 色数に制限がなく写真やグラデーションの表現もできる
  • デザインにフチどりが必要となる
  • 洗濯時に洗剤と柔軟剤に注意が必要、乾燥機は使用できない

フルカラー転写プリントは、版代が1版分のみであるため、色の数が多かったとしてもコストが
安価な点はメリットだといえるでしょう。
しかし、洗濯に手間がかかる点や、多くのジャンパーが必要な際にはコストが割高になるデメリットもあります。

5.まとめ

薄手のオリジナルスタッフジャンパーを使いやすくするためには、色選び、機能性、加工方法の
3つのコツを把握しながら作成しましょう。
色選びの際には、アピールポイントを考慮しながら使用する色を考える必要があります。
また、機能性に関しては、使用用途から検討することをおすすめします。
また、薄手のスタッフジャンパーはプリント加工がおすすめですが、種類ごとに特徴が異なるため、
適した加工方法を選択しましょう。