2021.01.14

基礎知識

オリジナル作業着の値段の相場を種類別・男女別に解説!

オリジナル作業着の値段の相場を種類別・男女別に解説!

形状や機能性などによって種類が豊富な作業着ですが、すべてにこだわって作業着を作ろうと
すると、予算オーバーになることも少なくありません。
オリジナル作業着の相場を知っておけば、予算感に合わせて満足のいく作業着を作れるはずです。
今回は、一般的なオリジナル作業着の費用相場を、アイテムの種類や性別ごとにご紹介します。

1. オリジナル作業着の相場は種類や性別で大きく変わる

オリジナル作業着は1着4,000~5,000円が相場ですが、作業着の種類や性別によって費用は大きく
異なります。
長袖と半袖など単純なサイズによっても値段に違いは出ますが、使用する生地や求められる性能、
男女によるシルエット差でも費用は変わってきます。
次章から、主な作業着である次の5種類を例に、費用相場を解説していきます。

  • ブルゾン
  • シャツ
  • スモック(レディースのみ)
  • パンツ
  • ツナギ(主にメンズ)

2. メンズのオリジナル作業着の相場

まずは、メンズのオリジナル作業着の価格から見ていきましょう。

なお、価格は加工の種類や制作枚数によっても変動しますので、ここではオリジナル作業着として
一般的な以下の内容を想定して価格を提示します。

<想定条件>

  • 名入れ1か所:左胸に一段のネーム刺繍
  • 制作枚数:20枚

※作業着は耐久性が重要なため、名入れは刺繍加工がおすすめです。

ブルゾン

長袖ブルゾンタイプの作業着は4,000円くらいからありますが、各種機能性
(帯電防止機能、ストレッチ素材使用など)を高めたものでは6,000円程度と、スペックにより
価格に幅があります。
また、快適さも重視される作業着は春夏用、秋冬用に分かれています。半袖のブルゾンは機能性を
高めたものでも4,000〜5,000円程度と、長袖に比べいくらか安価になりますが、厚手・薄手など
生地素材の違いによる価格差はあまり見当たりません。

シャツ

シャツの作業服はブルゾンよりも安価になり、平均価格は長袖で4,000円前後、
半袖は3,600円程度です。ただし、半袖シャツタイプは種類が少ない傾向にあります。
ブルゾン同様に機能性(動きやすい設計、帯電防止機能など)が良いものは、値段も高めとなりがちです。

パンツ

作業着用のパンツの形状は主に3種類あります。動きやすさ重視のシンプルなワークパンツ、左右
たっぷりのポケットが特徴のカーゴパンツ、ウエストにゴムを使用したシャーリングパンツです。
スッキリとした印象のワークパンツは接客をともなう現場に、ポケットが豊富なカーゴパンツは
道具や小物をよく扱う作業現場に、ウエストが柔らかいシャーリングパンツは前傾姿勢が
多い作業や人と密着するような介護現場などに適しています。
価格相場は、ワークパンツで2,000〜3,000円、カーゴパンツで2,500〜3,500円、
シャーリングパンツで3,000〜4,000円です。
※パンツの名入れ加工は一般的でないため、すべて加工料金なしの価格です。

ツナギ

オリジナル作業着の中で価格幅がもっとも大きいのがツナギです。ポケット数や帯電防止加工
などの機能性の他、カラー展開などでも値段に差が生じます。
手頃なものでは4,500円前後から、高いものでは7,500円程度が相場。単品で見ると高額に
感じますが、ブルゾンとパンツの2点を購入するより費用を抑えることができます。
また、上下がつながっているため、接続部から汚れや異物が入らない、ベルトや上着の
巻き込み事後を回避できるなど安全面のメリットもあります。

3. レディースのオリジナル作業着の相場

次に、レディースのオリジナル作業着の価格相場を種類別に見ていきましょう。メンズ同様に、左胸一段のネーム刺繍入り、制作数20枚を想定した価格です。

ブルゾン

レディースのブルゾン作業着はメンズよりもサイズが小さく、材料も少なく済むため、メンズより
も安価となるケースがほとんどです。
例えば、メンズの長袖ブルゾン作業服が4,000~6,000円程度なのに対して、ほぼ同じ仕様の
レディース長袖ブルゾンは3,000〜4,000円程度になることも珍しくありません。
ただし、レディース仕様のブルゾン作業着はあまり種類がなく、サイズ展開が豊富な男女兼用ブルゾンを選ぶ企業が多いのが現状です。

シャツ・スモック

女性用の作業着の中で特徴的なのが、レディースのみで展開されているスモックです。
軽作業を想定した作業着で、比較的薄手の素材で作られています。
スモックの価格相場は、長袖スモックが4,000円前後、半袖スモックが3,500円前後です。
一方、スモックよりもさらに薄く、インナーとしても着られるシャツタイプのレディース作業服
の相場は、長袖が3,500円前後、半袖が3,300円前後とお手頃価格になっています。

パンツ

レディースの作業着の場合、パンツの種類はスッキリめで丸みをおびたシャーリングパンツと
カーゴパンツが主流で、男性らしい直線的なラインのワークパンツの展開は少なめです。
種類を問わず2,500〜3,000円ほどが相場で、メンズよりも安価となっています。

4. 作業着にはオリジナルポロシャツもおすすめ

作業着というとブルゾンやパンツ、ツナギなどが思い浮かびますが、オリジナルポロシャツを
作業着にする例も増えています。
オリジナルポロシャツは、安いものなら1枚1,000円前後で作ることができ、長袖や半袖、
厚手や薄手、吸汗速乾生地を使用したものや制電タイプのものなど、バリエーションも豊富に
あります。
柔らかい素材で爽やかな印象を与える、洗濯後もすぐに乾くといった理由から介護業界などでは
特に人気です。
予算に限りがある場合はオリジナルポロシャツもおすすめですので、ぜひ合わせて検討してみましょう。

5.まとめ

オリジナル作業着の価格相場は、アイテムの種類やメンズ・レディースによって大きく変わって
きます。スタッフの作業内容や性別に合わせて、予算を立てるようにしましょう。
また、オリジナルポロシャツを作業着として着用するのも一案です。1枚当たりの価格は
ブルゾンなどに比べかなり抑えられますので、コスト重視の場合には有力な選択肢となるでしょう。