2021.02.23

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オリジナルはっぴ作りで失敗しないための注意点とは?

オリジナルはっぴ作りで失敗しないための注意点とは?

初めてのオリジナルはっぴ作りはわからないことだらけ。希望通りに注文したはずなのにイメージしていた
ものと違った、想定外の事態に大慌てしたといったケースも少なくないようです。
そこで今回は、オリジナルはっぴ作りでよくある失敗を防ぐための注意点をご紹介していきます。
大満足のオリジナルはっぴ作りをするために、ぜひ本コラムを参考にしてくださいね。

1.オリジナルはっぴのよくある失敗例

オリジナルはっぴ作りでよくある失敗例を知っておけば、注文する前から注意すべき点が見えてきます。
オリジナルはっぴ製作では次のような失敗をしてしまう方が多いようです。

  • 想像していたほどカッコよくなかった
  • 仕上がりが安っぽくなってしまった
  • ロゴの位置やデザインのバランスが悪い
  • イベントに間に合わせられなかった
  • 予算オーバーになってしまった
  • 追加注文時に1着当たりの値段が高くなってしまった

それでは、上記のような失敗をしないためにはどうすればいいのでしょうか?次の章から、デザイン、
納期、コストの3つの項目に分けて注意したいポイントについて見ていきましょう。

2.【デザイン編】オリジナルはっぴ製作の注意点

まずは、オリジナルはっぴを製作する際にデザイン面で注意したい点についてご紹介します。

「はっぴらしさ」を意識するのを忘れない

お祭りムードや晴れやかな気分を盛り上げる「はっぴらしさ」を意識せずにデザインしてしまうと、
イベントの雰囲気に合わず浮いてしまうかもしれません。
たとえば「洋服と同じ感覚で着物の色柄を選んだら、すごく地味になってしまった」といった経験はあり
ませんか?気に入ったデザインであることはもちろん大切ですが、好きなデザインをそのまま
レイアウトしても、魅力的なはっぴにならない可能性があります。
イベントの雰囲気に適したはっぴにしたい場合は、昔ながらの定番柄や人気の高いパターンを元に選んだり、
プロである製作会社のアドバイスを参考にしたりするのがおすすめです。

シーンに合った素材を選ぶ

オリジナルはっぴの品質は、素材によっても大きく変わってきます。コスト最優先で一番安い素材を
無条件に選ぶのは避けましょう。
最適な素材は用途ごとに異なるので、1日限りのイベント用はっぴとしては十分な品質でも、
ビジネス関係者向けの展示会用に選ぶとブランドイメージを壊してしまうケースがあります。
和の風合いや高級感を演出するなら表面に凹凸感のあるシャークスキン、写真をプリントするなら
鮮やかな色表現が可能なトロマット、よさこいなど動きの多い晴れ舞台には光沢感としなやかさを持つ
スエードがおすすめです。
もし素材選びに迷ったら、サンプル貸出サービスを利用すれば「こんなに薄い生地とは思わなかった」
といった失敗を避けられますよ!

デザインのバランスを無視しない

大きなはっぴに小さすぎるデザイン、小さなはっぴに大きすぎるデザインでは見栄えが悪くなってしまう
ので、はっぴのサイズとデザインの大きさのバランスにも配慮しましょう。
大人用と幼児用などサイズ感が大きく異なるはっぴを製作する場合には、コストはかかっても大人用1枚、
子ども用1枚とそれぞれ版・型を用意するのがおすすめです。

3.【納期編】オリジナルはっぴ製作の注意点

イベント用に作ったはっぴが当日間に合わなかった。。なんて事態は避けたいですよね。この章では、
納期に間に合わせるための注意点をご紹介します。

ギリギリで発注しない

製作会社が提示する納期予定日はあくまで目安に過ぎません。それ以上に時間がかかるケースもあり得ます
ので、ギリギリのスケジュールで発注するのは避けましょう。
在庫の有無などにもよりますが、一般的なオリジナルはっぴは発注後10~14日程度が目安です。

※フルオーダーの場合はさらに時間がかかります。

イベントが集中する繁忙期には納期がもっと延びてしまうため、はっぴが必要となるタイミングまで確実に
間に合わせられるよう、余裕を持って注文しましょう。

事前にデザインデータを用意する

注文前にデザインを決めておくのも、スムーズに納品まで進めるポイントです。
製作会社と相談しようと、注文後にフォントやデザインのサイズを決めようとすると、デザイン決定まで
数日かかってしまいます。お互いの休日が合わなければ余計に納期が延びてしまうでしょう。
また、手書きのラフ画でも対応できる業者は多いですが、完成イメージを作ってもらう時間がかかるため、
イラストレーター形式やEPS形式でデータとして提出したほうが早めに作業を開始してもらえます。

4.【コスト編】オリジナルはっぴ製作の注意点

最後に、コスト面で注意したいポイントについて解説します。

デザインにより価格が変動することを忘れない

デザインのサイズ、加工法、色数、入れる場所の個数によって製作コストは大きく変わってきます。
例えば、シルクスクリーンプリントを施す場合、1色ごとに版1枚(1万円前後)が必要ですので、多色使い
にすればコストはアップします。
デザインは欲張り過ぎず、既成はっぴの柄を活かすなど、予算の範囲内で工夫することがおすすめです。

デザイン確定前に注文しない

見切り発車的にデザインを決めてしまうと、後から修正を入れたくなったときに追加費用がかかることが
考えられます。
デザインのやり取りは正式発注後となる業者が多いですが、生産直前に修正依頼をすれば追加コストが
かかり、納期まで長くなってしまいます。納得の行くデザインが定まっていない段階での注文は控えましょう。

追加注文時についての確認なしに業者を決めない

毎年同じオリジナルはっぴを着用する場合、人数が増えると小ロットずつ追加注文することもあります
よね。そんな時に慌てないよう、版・型の保管期限や追加注文時の最小ロットを確認した上で依頼する
業者を決めましょう。
初回注文時の版や型を再利用できなければ、追加注文時に再び版・型代がかかってきます。
また、追加注文の最小ロットによっては、1枚だけ欲しいところを5枚も作らなくてはいけない、といった
事態にもなりかねません。
どの工程についても言えますが、事前確認はきちんとすることが大切です。

5.まとめ

せっかく作るオリジナルはっぴ。イメージと違う仕上がりになったり、イベントに間に合わなかったり、
予算オーバーしてしまったりするのは避けたいですよね。
デザイン面ではシンプル過ぎるデザインを避ける、素材にこだわる、はっぴ自体の大きさと
デザインサイズのバランスに気をつけるといった注意点を守ると、満足いく結果になるでしょう。
他にも、デザインを決めてから余裕をもって注文すること、追加注文時のことを考えて業者を決めること、
などを守ればオリジナルはっぴ製作で失敗することはなくなるでしょう。

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