2021.01.12

基礎知識

オリジナルはっぴの生地はどんな種類がある?それぞれの特徴を知ろう

オリジナルはっぴの生地はどんな種類がある?それぞれの特徴を知ろう

オリジナルはっぴは、色使いやデザインの入れ方、丈などで印象が変わってきますが、どんな
生地を使うかによっても雰囲気がガラッと変わります。
せっかく時間をかけてはっぴを作るなら、生地にまでこだわって製作したいところです。
そこで今回は、オリジナルはっぴの生地の種類を、それぞれの特徴やおすすめの用途とあわせてご紹介します。

1.生地を選ぶ前にはっぴの作り方を決める

一般的に、オリジナルはっぴには既製はっぴと特注はっぴの2種類があります。
既製はっぴは初めからデザインが入っているもので、部分的に好みのデザインを追加していく
ものです。一方、特注はっぴは全体に好きなデザインを入れられます。
はっぴに使われる生地は業者により異なりますが、既製はっぴと特注はっぴでは使用可能な
生地の種類が別々に指定されているケースが多いため、生地を選ぶ前に既製はっぴにするか
特注はっぴにするかを決めておきましょう。

2.既製はっぴによく使われる生地とその特徴

まずは、既製はっぴによく使われる生地をご紹介します。それぞれの生地の特徴とあわせて確認しておきましょう。

天竺

天竺(てんじく)は、綿100%でやや薄手の定番生地です。比較的安価なため、コスト重視の
短期イベント用はっぴなどによく利用されます。
一年を通じて快適に着用できますが、通気性が良いので特に夏場の着用に適しているといえるでしょう。

生地の厚さ

★★☆☆☆(やや薄い)

価格帯

★☆☆☆☆(安い)

おすすめの用途

展示会、学園祭、短期イベント

天竺素材のはっぴの通販商品こちら

サテン

華のある美しい光沢感が特徴のサテン生地は、ポリエステル素材でできており、高級感があります。
はっぴにツヤ感を求めるなら、サテン生地が最もおすすめです。
発色が良く存在感あるはっぴになること、写真などでも見栄えがすること、適度な重みと
とろみでしなやかに揺れることなどから、よさこいやアイドル応援用の長はっぴによく利用されます。

生地の厚さ

★★☆☆☆(やや薄い)

価格帯

★★☆☆☆(やや安い)

おすすめの用途

演舞、ライブ

サテン生地のはっぴの通販商品こちら

シャークスキン

サメの皮に似た凹凸感ある見た目のシャークスキンは、ほどよい厚さでどんなはっぴにも
使いやすい生地です。柔らかさもあり、綿100%ながら光沢感も少し見られます。
他の生地と比べると高価ですが、伝統的なお祭りにも使用されることが多く、
本格的なはっぴを作りたいという方に人気です。

生地の厚さ

★★★★☆(やや厚め)

価格帯

★★★★☆(やや高め)

おすすめの用途

祭り、催事

3.特注はっぴによく使われる生地とその特徴

特注はっぴで使われる生地は、ポリエステル100%素材ではスエードとトロマット、綿100%では
Gポプリンとシャークスキンがあります。
シャークスキンは前章で紹介したため、その他の3つの生地について詳しくご紹介します。

スエード

サテンほどではありませんが、光沢があり柔らかなタッチが特徴的なのがスエード生地です。
しなやかな質感と上品な光沢が高級感を醸し出します。
発色が良いという特徴があるので、パッと鮮やかな色調のはっぴにしたい場合におすすめです。

生地の厚さ

★★☆☆☆(やや薄い)

価格帯

★★☆☆☆(やや安い)

おすすめの用途

演舞、学園祭

トロマット

トロマットは、スエードと同じポリエステル素材の生地でありながら、ツヤがほとんどなく、
ハリ感があるのが特徴的です。
丈夫でシワになりにくく、さまざまな用途のはっぴに使いやすい生地といえます。

生地の厚さ

★★★☆☆(ほどよい厚み)

価格帯

★★☆☆☆(やや安い)

おすすめの用途

展示会、ライブ、スポーツ応援、イベント

Gポプリン

細かく綿を織ったGポプリンは、しっかりとした風合いの綿100%の生地です。
ほど良い厚みがあって使いやすいことから、一番人気の生地になっています。
他の生地に比べて縮みも少ないため、繰り返し洗濯しながら愛用したいという方におすすめです。

生地の厚さ

★★★☆☆(ほどよい厚み)

価格帯

★★★☆☆(標準)

おすすめの用途

お祭り、イベント、制服

4.生地ごとにおすすめの加工方法

色々な生地をご紹介しましたが、それぞれの生地でおすすめの加工方法が異なります。
最後に、どの生地にどういった加工方法が適しているかをご紹介します。

綿素材には刺繍加工がピッタリ

天竺やGポプリン、シャークスキンといった綿素材の生地には、同じ綿の糸でデザインを入れる
刺繍加工がピッタリです。厚みのある綿素材の生地に刺繍の厚みが加わることで、一気に高級感
ある印象となります。
ただし、はっぴに施される刺繍は広めの面積となる場合が多く、結果として割高になるケースが
少なくありません。予算面で見合わなければ、刺繍の代わりにプリント加工を選択しても
いいでしょう。

ポリエステル素材にはプリント加工を

サテンやスエード、トロマットといったポリエステル素材の生地は、そのハリ感やツヤが活きる
プリント加工がおすすめです。プリント加工は光沢感のある仕上がりになるため、
ポリエステル素材の生地の雰囲気にバッチリ合います。
しかし、高級感や重厚感を出したいという方は刺繡加工を選んでも問題ありません。
その際は、メタリック系などの光沢ある刺繍糸を選ぶと良いでしょう。

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5.まとめ

オリジナルはっぴの生地のラインナップは、既製はっぴか特注はっぴかによって異なるケースが
多いので、生地選びの前にどちらにするか決めておくことがおすすめです。
既製はっぴによく使われる生地には天竺、サテン、シャークスキンがあり、特注はっぴによく
使われる生地にはスエード、トロマット、Gポプリンがあります。それぞれの生地で特徴も、
おすすめの用途も異なるため、はっぴの使い道を頭に思い浮かべながら選ぶと良いでしょう。
綿素材の生地には刺繍加工、ポリエステル素材の生地にはプリント加工でデザインを入れると
雰囲気がマッチします。オリジナルはっぴ製作では、生地のことも念頭に置いて製作を進めていきましょう。

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