2020.04.14

基礎知識

オリジナルワッペンのサイズと注意点

オリジナルワッペンのサイズと注意点

ワッペンはサイズによって大きく印象が変わるため、
オリジナルワッペンを作るときはサイズ選びが重要です。
そこで、オリジナルワッペンのサイズに関する基本知識と注意点をお伝えします。
オリジナルワッペンの作成を考えている方は、ぜひ参考にしてくださいね。

1.オリジナルワッペンのサイズは10cm以下が基本

オリジナルワッペンを製作するときの基本サイズは10cm×10cm以下と言われています。
とは言え、それより大きなサイズのワッペンを作りたいという方も多く、
最大で35cm×25cmという特大サイズのオリジナルワッペンを作ることもできます。
これほど大きなサイズになると、ワッペン自体に重厚感があり
インパクトも大きなものがあります。

2.カメオカの特大ワッペン事例

まずは、オリジナルワッペン作りを得意とするカメオカが実際に作成した
下記特大ワッペンの事例をご紹介します。
今回取り上げる事例では、レーシングスーツ用のワッペンを
ご注文いただいたのですが、その理由や背景についてご注文いただいた方に
直接お聞きしたので、詳しくみていきましょう。

使用目的

—モータースポーツ団体に所属しているアマチュアドライバーの方が、
クラブ員の求心力や仲間意識を上げるために、レーシングスーツ用に注文。

ワッペンサイズ

—27.5cm×11.5cm(封筒で言うと長形2号、A4横三つ折りサイズ程の大きさ)

直接刺繍でなくワッペンにした背景

—レーシングスーツに直接刺繍をする場合、生地を縫い合わせる工程の前に
刺繍をする必要があるため、基本的にオーダーメイドスーツのみ受注しております。
そうすると、工数や時間がかかるため金額も膨らみ、
金銭的に余裕のあるプロやセミプロドライバーの方がメインとなってしまいます。
一方、アマチュアドライバーの方は金銭的な理由で
オーダーメイドスーツを作れないことが多いため、
既製品のレーシングスーツを購入し、そこにオリジナルワッペンを
貼り付けるケースが多いのです。

3.用途によって変わるおすすめのワッペンサイズ

特大ワッペンは厚みもあり魅力的ですが、
一般的にはより小さいサイズを製作される方が多い傾向にあります。
そこで、ワッペンの種類・用途別におすすめのサイズをご紹介します。

通常のワッペン

先述の通り、一般的にワッペンのサイズは10cm×10cm以下となっています。
刺繍ワッペンは高級感があるため、衣服や小物に付けると小さくても
アクセントになってくれます。対応しているサイズは業者によって微妙に異なりますが、
カメオカでは主に次のようなサイズ展開となっています。
もちろん、その他のサイズも対応できますで、検討前に確認することをおすすめします。

  • 3cm×3cm
  • 5cm×5cm
  • 5cm×10cm
  • 7cm×7cm
  • 10cm×10cm

ロゴ+ネームワッペン

企業のユニフォームなどによく使われるロゴとテキストが入った横長のワッペンは、
縦3.5cm×横9.5cmが基本のサイズです。

ロゴやエンブレムを3cm幅に収めることで、ロゴとネームがバランス良くきれいに収まります。

ネームワッペン

ネームワッペンはテキストのみのワッペンで、企業名や団体名、個人名をいれるケースが多くなっています。

ネームワッペンのサイズは縦3.8cm×横10cmが基本で、社名や名前を1行で収めますが、テキストの文字数が多い、
社名と名前で行を分けるなどの場合は、縦5.0cm×横11.5cmが基本的なサイズとなっています。

転写プリントワッペン

刺繍では再現が難しいデザインをフルカラー印刷した転写プリントワッペンでは、
プリントしたいデザインによって、ワッペンの形から決めていくことが一般的です。

例えば、ワッペンの製作事例が多いカメオカでは以下のようにワッペンの形を分け、
形ごとに色々なサイズを展開しています。

  • 正円(直径60mm、70mm、80mm、90mm)
  • 楕円(44mm×86mm、60mm×104mm)
  • 長方形 角丸(41mm×95mm、42mm×78mm 、51mm×101mm)
  • 長方形(40mm×90mm、61mm×46mm 、90mm×70mm)
  • 変形(60mm×57mm 、80mm×64mm、 84mm×74mm)

4.ワッペンのサイズと注意点

最後に、ワッペンのサイズに関する注意点を3つ解説します。

①.サイズに比例して値段は上がる

一般的に、ワッペンのサイズが大きくなるにつれ、1枚当たりの単価は高くなっていきます。
そのため、ニーズに応じてサイズを決定することも大切ですが、
業者のサイズ展開と料金体系を確認することも忘れないようにしましょう。

②.大きいサイズは転写プリントできない

転写プリントワッペンは大きいサイズに対応していないため、
大きいサイズのワッペンを作る場合には、刺繍デザインを前提にデザインを作成してオーダーしましょう。

③.折り目に注意

大きいワッペンの場合、糸と生地の影響で仕上がりが固くなるため、
折り曲げると折り目がついてしまう恐れがあるので注意が必要です。
大きめのワッペンを作る場合は、折り目がつかないように大切に保管しましょう。

5.まとめ

今回はオリジナルワッペンの基本サイズや注意点を、事例を交えながらお伝えしました。
ワッペンの用途や目的、予算に合わせて、ご自身にあった素敵なオリジナルワッペンを作ってくださいね。