2020.11.12

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オリジナルポロシャツの製作にかかる日数とは?納期短縮は「入稿と加工」がカギ

オリジナルポロシャツの製作にかかる日数とは?納期短縮は「入稿と加工」がカギ

イベントや展示会などで大活躍するオリジナルポロシャツ。そうしたチームで行動する機会に合わせて、
ポロシャツ製作を考える人も少なくないでしょう。
しかし、稟議を通すのに時間がかかってしまった、デザインがなかなか決まらなかったなどの理由で、
少ない日数で納品を希望するケースもあるのではないでしょうか。
今回は、少しでも早くオリジナルポロシャツを受け取るためのコツについて解説していきます。

1.オリジナルポロシャツの製作は平均で2週間前後

業者によって多少の違いはありますが、オリジナルポロシャツの製作期間は、
10日~14日程度が一般的です。業者によってスピード納期を掲げているところもありますが、加工方法や
注文する時期で多少の変動があります。また、納期までの日数を実数で書いている業者、
営業日で記載している業者と様々です。
どうしてもオリジナルポロシャツを早く欲しい場合は、デザインの入稿方法や加工方法、
スケジュールの立て方などにコツがあります。次章から詳しく見ていきましょう。

2.納品が早いオリジナルポロシャツのデザイン

シンプルなデザインであるほど、オリジナルポロシャツは早く仕上がります。
その上で、オリジナリティとインパクトを両立したデザインにするには、次の4つのポイントを抑える
必要があります。

厳選した色にする

ポロシャツのデザイン加工で最も一般的な方法であるシルクスクリーンプリントの場合、業者は1色に
つき1つの版を作り、1色ごと印刷していきます。
そのため、色数が多いほど版が増え加工時間が長くかかってしまうのです。
使いたい色を絞ることで、工程が減り、早く納品できます。例えば、単色刷りのデザインであれば、
最短で仕上げられるでしょう。

デザイン箇所を少なくする

ポロシャツには胸・背中・袖などデザインを入れられる部分が多くありますが、デザインの数が多い
ほど工程数は多くなり、加工時間も多くかかってしまいます。
デザインする箇所を絞るのが早く仕上げる秘訣です。

凝ったデザインは避ける

複雑なデザインを設定すると、シルクスクリーンプリントや刺繍ではデザインの一部が潰れてしまう
可能性があります。デザインが上手くいかない部分があると、再現度合いの調整や加工法の確認などに
時間がかかり、納期が遅れてしまうでしょう。
時間に余裕がなければ、凝ったデザインは避け、シンプルで洗練されたデザインを選択しましょう。

フルカラー転写プリントで作る

グラデーションカラーを使用したい、写真の細かな表情を再現したいといった場合は
フルカラー転写プリントがおすすめです。フルカラー転写プリントは色の数に制限がなく、1枚の版で
多彩な表現ができます。ただ、デザインに縁が必要で平面な印象になりやすく、耐久性にやや劣る
というデメリットもありますので、十分に検討した上で選択しましょう。

3.納期の短縮には入稿と加工方法がカギ

入稿方法や加工方法を工夫することで、納品までの期間を短縮することが可能です。
ここでは、納期短縮のポイントについて解説していきます。

デザイン入稿はイラストレーター形式が主流

オリジナルポロシャツのデザインを製作会社に入稿する場合、イラストレーター形式、PDF形式、
フォトショップ形式の3つのファイル形式が主流です。中でも、イラストレーター形式のデータで
入稿すると業者の確認作業のスピードが上がり全体納期の短縮につながります。
手書きの原稿で依頼することもできますが、データ化した後のデザイン確認を行う必要があるため、
制作が長引いてしまうことも。できるだけデータ化したデザインを入稿しましょう。

希望する加工が得意な業者に依頼する

ポロシャツのデザイン加工はプリントが早いと思われがちですが、刺繍加工を自社で行える業者で
あればプリントと変わらない納期で製作できます。一方、プリント専門業者に刺繍を依頼する、
刺繍専門業者にプリントを依頼するなど、業者の得意分野を把握せずに注文すると、
加工を外注委託することになり時間ロスにつながる恐れがあります。
納期を短縮するためには、希望する加工方法を得意とする業者選定が重要です。
ちなみに、カメオカではプリントと刺繍どちらも対応でき、基本的に納期に大きな差はありませんが、
大量ロットの場合は、刺繍よりプリントが納期短縮できる可能性が高いです。

4.オリジナルポロシャツの製作が長引くケース

オリジナルポロシャツを製作する場合、ポイントを抑えていても納期が長引く場合があります。
納品に遅れがでるケースを確認しておきましょう。

業者の繁忙期

納期が長引いてしまう要因として、繁忙期が考えられます。オリジナルポロシャツの製作会社は、
イベントの多い5月~10月が繁忙期です。この期間に注文すると、通常の製作期間より長くかかって
しまう可能性が高くなります。イベントの予定がわかっており、間に合わせたい場合には、
最低でも3週間前までに注文を行っておきましょう。
また、注文時には納期の確認を忘れずにしておくと安心です。

お盆や年末年始などの祝日

休業期間が原因で納品に遅れが生じるケースもあります。
特に、お盆や年末年始、ゴールデンウィークといった連休・祝日は、稼働していない業者が多いため、
納品が遅れてしまう可能性が高いでしょう。
業者の休業日を確認し、休業期間を踏まえて製作を依頼することが大切です。

注文側のデザインミスや変更依頼

注文時に依頼したデザインにミスがあった場合、納品が遅くなります。
英字ロゴのスペルミスや小さなデザインの見落としなどで、急な変更依頼をすると
全体スケジュールを大きく遅らせる原因になります。
入稿データやデザインの構成に関しては見直しをしっかりと行い、ミスのない状態で注文することが
納期を短縮するためのコツだといえます

5.まとめ

オリジナルポロシャツの一般的な納期は10~14日が目安です。
繁忙期でも、3週間ほどの制作期間があれば、問題はないといえるでしょう。
制作期間を短くしたい、早く手元に欲しい場合は、デザインをイラストレーター形式で入稿すると
スムーズに進みやすくなります。また、希望する加工方法によって、適切な業者を選ぶのもポイントです。
納品の段階でデザインを確認し、ミスのないようスムーズにやり取りを行うことで、
納期を短縮させましょう。