2020.07.20
作り方
オリジナルポロシャツ製作で押さえておきたい注意点
オリジナルポロシャツを作成するときには、事前に確認しておきたい注意点がいくつかあります。
注意点を知らないと、せっかく時間をかけて製作したオリジナルポロシャツがすぐ劣化してしまったり、
着る機会が減ってしまうかもしれません。また、会社やチームで考えたデザインが、
知らぬ間に法律を違反してしまう可能性もあります。長く気持ちよく
オリジナルポロシャツを着続けるためにも、今回は製作時の注意点について見ていきましょう。
1.オリジナルポロシャツの注意点は 生地・耐久性・版権
長く着られるオリジナルポロシャツを作るとき、注意したいポイントは主に以下の3つです。
- 用途に適した生地素材を選ぶ
- 洗濯や日焼けに負けない耐久性
- 版権にふれないデザイン
オリジナルポロシャツには様々な生地素材やデザイン方法があり、用途に適したものを
選択することが大切です。予算ばかりを重視してしまうと、使い方によってはあっという間に
劣化して着られなくなる可能性があります。
また、デザインの自由度が高いため、版権や著作権問題につながることも少なくありません。
次の章から生地・耐久性・版権の3つのポイントをそれぞれ詳しくご紹介していきます。
2.オリジナルポロシャツの生地は用途で選ぶ
暑い季節に着るオリジナルポロシャツは、汗と洗濯への配慮が不可欠です。
用途に合わせて生地の厚みや機能性を選ぶようにしましょう。
屋外作業用やスポーツにはメッシュ素材やドライ素材
スポーツや屋外作業での着用には、通気性の良いメッシュ素材や汗を吸ってもすぐに乾くドライ機能が
ある素材が適しています。これらの素材でオリジナルポロシャツを作成すると、
汗をかいても快適に過ごすことができます。
制服には厚手生地と濃い色を
制服には品の良さが大切なので、型崩れしにくい厚手生地がおすすめです。
より上質な印象を与えたい場合は、ダークトーンの濃い色や鹿の子編みの生地など素材感が
あるものを選ぶと、高級感を演出することができます。
濡れても透けにくい色や厚みにする
夏場は突然の雨で濡れることが多い上に、気温が高くなりやすいため汗で濡れるケースも
少なくありません。薄手素材や白色のポロシャツは透けやすいので、濡れても透けにくい
色や厚みにしましょう。特に女性スタッフがいる場合は配慮したいポイントです。
3.オリジナルポロシャツの耐久性を上げるポイント
ポロシャツは着る頻度が高いため、劣化を気にする方は多いのではないでしょうか。
ここでは、日焼けや洗濯などによる色落ちや型崩れを防ぐ方法を紹介していきます。
デザインを刺繍で入れる
ポロシャツのプリントデザインは、激しい運動や洗濯により徐々に色落ちや
ひび割れが発生してしまいます。一方、刺繍は耐久性に優れているため、劣化やほつれの心配が少なく、
温度変化の大きい職場にもおすすめできます。また、毎日の洗濯でもはがれにくいため、
強度にこだわりたい方はデザインを刺繍で入れるようにしましょう。
洗濯に強いのはポリエステル100%生地
ポリエステル100%のドライメッシュ素材は色落ちが少なく、生地が柔らかいので型崩れも
あまりしません。ポロシャツを着用する頻度が高い場合は、ポリエステル100%の生地を
選ぶと安心です。
ポロシャツに優しい方法で洗濯する
耐久性を上げるためには、洗濯方法も重要です。ポロシャツを洗濯するときは、
次のポイントを意識しましょう。
- おしゃれ着洗剤と柔軟剤を使用する
- 脱水時間を短めにする
- 手で延ばして形を整えてから、裏返しにして陰干しする
4.絶対忘れてはいけない注意点【版権】
大きなデザインを入れることのできるオリジナルポロシャツは、好きなキャラクターやマークなどを
入れたくなる方も多いかもしれません。しかし、著作権や版権、肖像権には要注意です。
- 著作権:音楽や写真といった創作物の著作者の独占的な支配と利益を守る権利
- 版権 :著作者の創作物を独占的に販売・複製する権利
- 肖像権:自分の姿を写真や絵画で写されることを拒否する権利
既存のキャラクターやマーク、人物のイラストや写真を入れる際は必ず企業や本人の了承が
必要になります。パロディやオマージュであっても同様です。限られた外出やイベントで
あってもNGなので、デザインのオリジナル性は必ず確認するようにしましょう。
5.まとめ
オリジナルポロシャツ製作の注意点として、用途に適した生地素材選び、耐久性、版権や肖像権を
侵害しないデザイン設定の3つが挙げられます。生地の素材選びでは、機能性や見た目、
透けにくさを考慮することがおすすめです。耐久性を重視するなら刺繍デザインと
ポリエステル100%の生地が適しており、洗濯の仕方も気をつける必要があります。
最も注意したいポイントは著作権や版権、肖像権を考慮したデザイン制作です。
有名人の写真や企業ロゴ、キャラクターデザインを無断で使用するのは法律違反になるので、
十分に注意しましょう。
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