2021.08.27

基礎知識

スクラブの裾上げは自分でできる!簡単にDIYする3つの方法

スクラブの裾上げは自分でできる!簡単にDIYする3つの方法

「支給されたスクラブを着てみたら丈が長すぎた!お直しに出す時間もない!」そんなとき、自分でさっと
裾上げできると便利ですよね。
なかには「裁縫なんて自信がない」という方もいるかもしれませんが、針も糸も使わない簡単な方法も
あります。
そこで今回は、スクラブの丈が長すぎたときに、自分で裾上げする方法を3つ紹介していきます。

1.スクラブはDIYで裾上げできる

スクラブの裾上げは誰でも簡単にできます。

お直し専門店に依頼するときれいに仕上げてもらえますが、それなりのコストがかかります。
また、仕上げるのに数日かかるため、翌日から着用しなければならないなど、急ぎの場合には間に合い
ません。かといって、長い裾をそのままにしておくのはNGです。余った裾をどこかに引っかけるかも
しれませんし、見た目的にもきちんと感に欠けてしまいます。
お直しに出す時間もないけど、裁縫に自信もない…という方でも心配いりません!これから紹介する3つの
方法で簡単に裾直しできます。

  • 手縫い
  • ミシン
  • 裾上げテープ

それぞれの方法について、次章から詳しく説明していきます。

2.スクラブを手縫いで裾上げする方法

針と糸、ハサミがあれば、手縫いでスクラブを裾上げできます。表に出る縫い目が目立ちにくく、きれい
に仕上げられる方法です。

下準備

下準備として、スクラブを着用した状態で丈を合わせて印をつけます。上衣なら腰やおしりが隠れる
長さに、パンツなら地面との距離が1〜2cm程度に長さを調整して折り返し、まち針やクリップでとめて
おきます。
折り目に合わせてアイロンをかけておくと、あとの作業がしやすくなります。アイロンがなければ、
定規など硬いものでしっかりと押さえて折り目をつけておきましょう。

手縫いで裾上げする方法

手縫いで裾上げする場合は、まつり縫いが最適です。直線縫いなどと比較するとステッチが表に見えにく
いので、きれいな見た目に仕上がります。

以下がまつり縫いのやり方です。

①裾を三つ折りにして、折った山側の端から針を通す。

②布の裏側を小さくすくう。すくった部分はズボンの表側に出るので、できるだけ小さくすると表面に
 響きにくくきれいに仕上がる。

③少し進んだところの折り山に針を通す。

④繰り返し縫っていくとまつり縫いの完成

3.スクラブをミシンで裾上げする方法

ミシンを使えば、手縫いよりも短時間で丈夫に仕上がります。ただし表面に縫い目がハッキリと出るので、
スクラブと糸の色を合わせて目立ちにくいように工夫しましょう。

下準備

下準備は手縫いの場合と同様です。丈を合わせて、できればアイロンで折り目をしっかりとつけておくと
きれいに仕上げられます。

ミシンで裾上げする方法

ミシンで裾上げする際は、直線でしっかりと縫う「たたき縫い」が最適です。生地に厚みのある側面の
縫い目から縫い始めましょう。生地をまっすぐにしようとして引っ張りすぎると、伸びてしまうので注意が必要です。

4.スクラブを裾上げテープで裾上げする方法

100円ショップでも購入できる裾上げテープは、アイロンで接着するだけなのでとても簡単です。また、
手縫いやミシンと違って布に針を通さないので、表に響かないメリットもあります。

下準備

下準備は手縫いやミシンと同じく、丈を合わせたらアイロンや硬いものを使って折り目をしっかりつけて
おきます。

裾上げテープで裾上げする方法

まずは裾上げテープを水に浸して軽く絞ります。接着面を下にして折り返した部分(裾の表面と裏面の間)
に半分ずつかかるようにテープを置いたら当て布を置き、ドライモードでアイロンをあてて、ノリを溶か
して接着していきます。
接着するときは、3分の1ずつ裾を転がしながらアイロンをあてるのがポイントです。
最後は2〜3cm程度テープを重ねてカットします。スクラブをひっくり返し、表からあて布をして再度
アイロンをかけて仕上げます。

5.スクラブを自分で裾上げするときの注意点

事前に注意点を踏まえておくと、裾上げに失敗しにくくなります。縫い目はふとした時に患者さんの目に
触れることもあるので、気を抜かずきれいに仕上げましょう。

裾上げする前に一度洗濯しておく

スクラブは裾上げ前に一度洗濯しておくことをおすすめします。洗濯すると生地が縮んで裾が短くなる
場合があるからです。
丈が合わないと一度裾上げしたものをほどいてやり直す必要が出てくるので、スクラブを洗う工程は忘れ
ないようにしましょう。

実際に着る状態に近づけて長さを決める

裾上げする際は、実際に着るときの状態に近づけると失敗しにくくなります。
上衣は、かがんだ時に腰やおしりが見えない程度の長さに留めておくことが大切です。あまり丈を
詰めすぎないように気を付けましょう。
パンツの場合、男性なら腰骨あたり、女性ならおへそあたりにウエストを合わせて丈を測ります。
有り無しで長さが違ってくるため、普段着用しているベルトや靴も身に着けた状態で測るのがベストです。
できれば、全身鏡でチェックしながら長さを合わせましょう。

6.まとめ

会社から支給されたスクラブの丈が長すぎる場合は、自分でも裾上げができます。
まず、裾上げに取り掛かる前に洗濯して、乾いた時の生地の縮みを確認します。次に、実際に着用した
状態で裾を折り返し待ち針やクリップで仮止めします。アイロンなどでしっかりと折り目を付けたら、
手縫いかミシンか裾上げテープを使って裾を直していきます。
手縫いの場合は表に響きにくいまつり縫い、ミシンの場合は丈夫なたたき縫いで仕上げましょう。
アイロンがあれば、簡単で表にも見えない裾上げテープがおすすめです。