2020.04.30
基礎知識
作り方と依頼のコツ~ポロシャツ×オリジナルワッペンでかっこよく!
常日頃から着ているポロシャツに、オリジナリティのあるアクセントが欲しいと感じたことはありませんか?
ポロシャツにオリジナリティを持たせるには、オリジナルワッペンや刺繍がおすすめですが、
今回はオリジナルワッペンとポロシャツの組み合わせを中心にご紹介していきます。
オリジナルワッペンとポロシャツを組み合わせる際には、ぜひ参考にしてみてください。
1.ワッペンとポロシャツは相性抜群
オリジナルポロシャツのデザインには、刺繍を用いたものがおすすめですが、
下記のように塗りつぶし要素があるデザインでは、刺繍デザインを施したオリジナルワッペンを使用することで、
エンブレムとしてオリジナリティも高まり、アクセントをつけることができます。
また、ワッペンを使用すると直接刺繍よりも複雑なデザインが可能であり、
ポロシャツの色にデザインを合わせることなく、立体的で高級感のあるオリジナルポロシャツに仕上げることができます。
2.オリジナルワッペン×ポロシャツの事例紹介
オリジナルワッペンとポロシャツを組み合わせた事例を作成しましたので、
直接刺繍との違いやワッペンの取り付け方法の違いを見ていきましょう。
直接刺繍との違い
同じようなデザインであっても、直接刺繍とワッペンではどのような違いがあるのかを、まずはご紹介していきます。
直接刺繍(左)と刺繍デザインでワッペンを作成しそれをポロシャツに縫い付けた場合(右)では、
立体感に加え視認性に違いが出てきます。
ワッペンを使う場合は、デザインそのものに塗りつぶし要素があるため、違いが明確になります。
※左が直接刺繍、右がワッペン
直接刺繍では、イエロー部分を塗りつぶすため、ポロシャツ生地には馴染みやすいですが、
その分針をより多く刺しますので、全体にごわつき感がでてしまいます。
また、刺繍を重ねる回数が増えて 細かい刺繍の表現が難しくなるという問題もあります。
一方で、ワッペンを使うとイエロー部分はワッペンの生地になります。そのため、
刺繍を重ねる回数が減りポロシャツへのダメージも少なくなりますので、細かい刺繍の表現もしやすくなります。
ワッペンの取り付け方法
オリジナルポロシャツにワッペンを縫い付ける方法として、
「1本ライン」と「かかりつ」の2つの方法があります。
1本ライン(左)による縫い付けは安価ですが、ワッペンが浮いたような印象になってしまいます。
かかりつけ(右)はワッペンとの一体感は出るものの1本ライン(左)に比べ割高で納期も長めに必要になります。
※左が1本ライン、右がかかりつけ
このように、正面からみるとそこまで違いは感じられないかもしれませんが、
側面から見ると、その違いは明確です。
※左が1本ライン、右がかかりつけ
かかりつけを使って取り付けると、ポロシャツとの一体感をだすことができますが、
参考までに、直接刺繍(左)ともかかりつけによる縫い付け(右)を比較してみました。
おそらく、直接刺繍と比べてもほとんど遜色ないのではないでしょうか。
※左が直接刺繍、右がかかりつけ
3.オリジナルワッペンでポロシャツをデザインするメリット
ポロシャツに対して、ワッペンを使用したデザインをするメリットは次の3つです。
- 立体感
- 下地を考慮しなくていい
- ダメージを抑える
①.立体感
ワッペンは下地そのものに厚みがあり、下地に対してデザインを施します。そのため、
ワッペンに刺繍を施した場合、直接刺繍するよりも立体感が増します。
また、土台の質感を調整できることに加え、カラーも選択できるため、色味でも強調できます。
しかし、ポロシャツとの一体感は直接刺繍の方が高いため、
名前やロゴなどデザインを強調したいときにおすすめだといえます。
どちらがいいのか迷った場合は、業者に相談してみると良いでしょう。
②.下地に左右されないデザイン
ワッペンには土台があるため、色違いのポロシャツに付けてもデザインの印象が変わりにくい点がメリットです。
ポロシャツに直接刺繍を施す場合は、糸の色とポロシャツの色の相性によって、
デザインに対する印象が変わるため、複数色のデザインを用意する必要があります。
ワッペンであれば、下地の色とワッペンのデザインが大きくかけ離れていなければ、
違和感を覚えることもないでしょう。
③.ダメージを抑える
刺繍は針で衣類を刺すため、多くの刺繍をすると衣類へのダメージも大きくなります。
しかし、ワッペンの場合は下地に対して刺繍などを施すため、
ポロシャツのダメージを最小限に留めることができます。
4.ワッペンの取り付け方には注意
ワッペンを取り付ける方法は以下の4つが挙げられますが、縫い付けてしまうことが最もおすすめです。
- 安全ピン
- マジックテープ
- 接着
- 縫い付け
安全ピンは付け外しが容易ですが、着脱する度に衣類に穴をあけてしまいます。
マジックテープも取り外しが簡単ですが、洗濯などでも剥がれやすいというデメリットがあります。
また、熱を使った接着は洗濯に弱いため、何度も利用する場合は注意が必要です。
そのため、衣類へのダメージや細かいことを気にせず洗濯したい場合は、刺繍で縫い付けてしまうことがベストです。
5.まとめ
今回は、オリジナルワッペンとポロシャツとの相性を具体的に解説してきました。
オリジナルワッペンに対して刺繍などを行うことによって、衣類へのダメージを防ぎ、
ワッペンの存在感を目立たせることが可能となります。
そして、ワッペンの作成時にはサイズや個数など決めなければならない項目が多くあります。
悩んだ場合は、業者に相談してみましょう。
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